皇大神宮 鳥居

久々に伊勢神宮(内宮)を参拝しました!
以前訪れたのは2012年の3月1日。

以前訪れた時の記事はこちら⇒皇大神宮(伊勢神宮 内宮)を参拝しました!

式年遷宮が行われてから初の参拝です。

前から遷宮後の参拝をしたいと思っていたのですが、なかなか機会がなかったんですよね。
今回やっと胸のつっかえが取れた感じです^^

内宮は、式年遷宮をする前からピリッとした新鮮な空気が流れていて気持ちの良い場所でした。
遷宮後は社殿などが全て新品になって、よりパワーを貰えた気分になりました。

今回は、内宮の参拝順序というか、御正宮以外に参拝しておきたい場所がありますのでそれを紹介します。

見逃し注意!絶対に参拝しておきたい場所

重要なのに見逃しがちな参拝場所は3つあります。

【滝祭神】天照大御神にお取り次ぎする神さま

滝祭神

1つ目は滝祭神(たきまつりのかみ)
場所は、手水舎を越えて鳥居をくぐり、五十鈴川の御手洗場の近くにあります。

神社では通常、手水舎で柄杓をとり、手を清めますよね。
伊勢神宮にも手水舎がありますし、御手洗場で手水を澄ますのもOKです。

そのようにして手水を済ませた後、メインの参道まで戻って正宮に向かう人がほとんどです。

でも、参道に戻る前に、右手側に道があるのを見落とさないようにしましょう。
そこを少し行くと滝祭神が祀られています。

滝祭神 場所

ちょっと地味なので、わかりにくいんですよね^^;

伊勢神宮では、正宮以外にも重要な社殿があり、それを「別宮」と呼んでいます。
別宮には参拝したことあるけど、滝祭神への参拝はしたことない人も多いのではないでしょうか?

滝祭神は別宮ではありませんが、それでも別宮と同等扱いされているほど重要な神様です。
そして、内宮の神域に入ったら一番最初に参拝しておきたい神様なのです。

なぜなら滝祭神は、内宮の主祭神天照大御神に要件を取り次いでくれる神様なんです!

地元では「取り次ぎさん」「とっつきさん」と呼ばれているそうなんですよね^^
なので正宮参拝前にここで、

「○○から来た○○です。参拝に参りました。」

という風に、名前と住所、そして参拝に来たということを伝えておきます。

【荒祭宮】個人的な願いを叶える神さま

滝祭神を参拝したら、メインの参道に戻って進み、正宮を参拝します。

ただし、正宮では通常、個人的なお願い事をする場所ではないと言われています。
ただただ、感謝をするのみです。

個人的なお願い事をする場所は別にあります。
絶対に参拝しておきたい場所の2つ目、正宮の次に高い格式があるとされている荒祭宮(あらまつりのみや)です。

伊勢神宮 荒祭宮

場所は、御正宮の裏の方です。
途中、御稲御倉(みしねのみくら)外弊殿(げへいでん)という高床式の建物のある道を行くとたどり着きます。

荒祭宮 場所

ここでは天照皇大御神の荒御魂(あらみたま)が祀られています。

神道の霊魂に対する考え方に「荒魂」や「和魂」というものがあるのですが、簡単にいうとそれぞれが神様の性格的な一面のことです。

「荒魂」「和魂」についてはこちら⇒三輪山を訪ねる前に読んでおきたい本

「荒魂」は神様の荒々しい一面のことで、ものすごいパワーを持っています。
新しいものを生み出す創造のエネルギーはここから発生します。
その反面、荒々しすぎて天変地異や人智を越えた出来事もここから発生してしまいます。

このように悪い面でも働くので怖いところもありますが、とにかく何かに向かうための新しいエネルギーはここから発生します。
なので、個人的なお願い事はここでお願いすると良いのです。
願い事を叶えるには、何らかのエネルギーが必要ですからね^^

ただし、中途半端なお願いをすると、その勢いに飲み込まれてしまうかもしれません。
ぜひ、これと覚悟を決めた願い事で、失礼のないように参拝しておきましょう^^;

荒祭宮は、参道を真っすぐ行くだけではたどり着けませんので、気をつけたいところですね。

【風日祈宮】神風を吹かす神さま

風日祈宮

最後、3つ目は、別宮にもなっている風日祈宮(かざひのみのみや)です。

場所は、メイン参道から右にそれたところにあります。
地図で見ると、隠れステージみたいになっている感じですね^^

風日祈宮 場所

ここは、存在を知らずに参道を歩いていると、気づきにくいです。
なぜなら、風日祈宮に向かう道は授与所の向かいにありますので、みんな授与所に気をとられてしまうんです。
お守りやお札を売っていると、ついそちらを見てしまいますよね^^

さらに、道の入口がすこしだけ下り階段になっていてますので、道になっているのに気づきにくいというのもあると思います。

なのでまずは授与所に注意ですね^^

風日祈宮 入口

道を進むと、内宮入口にある宇治橋に似た「五十鈴川御橋」がありますので、そこを渡ると風日祈宮にたどり着きます。

わかりにくい場合は、滝祭神のところからも五十鈴川御橋の手前に行ける道がありますので、そちらから行っても良いかもしれません。

風日祈宮は、雨風を司る神、級長津彦命と級長戸辺命が祀られています。

この神様は、雨風の災害を避け、五穀豊穣を願うために祀られている神様です。
元々は末社だったのですが、鎌倉時代のある出来事の功績で別宮にまで昇格しています。

昇格の理由は、2度にわたる蒙古襲来の事件(元寇)。
その時に神風を吹かせて、10万ほどもいたという敵軍を壊滅させたのだそうです。

そんな神風の神様ですが、橋から先はパワースポットとしても有名です。
内宮屈指のパワースポットとも言われているので、ぜひ参拝しておきましょう。

御朱印

内宮で頂いた御朱印です。

伊勢神宮 御朱印

ものすごくシンプルですね^^

内宮にはオリジナルの御朱印帳があります。

伊勢神宮 御朱印帳

写真では見えにくいですが、「第六十二回 神宮式年遷宮」と書かれています。
伊勢神宮関係の神社はこの内宮の御朱印帳で・・・という頂き方も良いかもしれない、と思いました^^

御朱印帳は、参道にある授与所ではなく、参拝者の休憩所として使われている参集殿で販売されています。
お札やお守りもこちらでも販売されています。


伊勢神宮の内宮は、2012年3月より駐車場が有料化されています。

基本的に

  • 最初の1時間まで無料
  • 1時間~2時間まで500円
  • 2時間以降 30分毎に100円加算

という感じですが、夜間(午後5時~翌7時)だと安くなりますし、お正月など特別な日は臨時駐車場が開設されます。

リアルタイムの情報はこちらをチェックしてみてください。⇒らくらく伊勢もうで 駐車場案内