滋賀を代表する名刹 園城寺(三井寺)は、数々の札所に指定されるほどの大きなお寺で、御朱印の数が結構あります。
頂く場所が一ヶ所ではなく、「釈迦堂」、「金堂」、「観音堂」、微妙寺」、「水観寺」と、それぞれのお堂でそのご本尊の御朱印が頂けるようになっています。
それをまとめると、
- 釈迦如来(釈迦堂:釈迦如来)
- 神仏霊場 第147番(金堂:弥勒菩薩)
- 西国三十三所観音霊場 第十四番(観音堂:如意輪観世音菩薩)
- 近江西国観音霊場 第五番(観音堂:如意輪観世音菩薩)
- びわ湖百八霊場 第六番(観音堂:如意輪観世音菩薩)
- 湖国十一面観音霊場 第一番(微妙寺:十一面観音立像)
- 黄不動尊(微妙寺:秘仏 黄不動尊)
- 西国薬師霊場 第四十八番(水観寺:薬師如来)
となっていて、8つもの御朱印があります。
また、普段頂けない、期間限定、イベント限定御朱印などもあります。
- 新羅明神(御開帳イベント限定)
- 護法善神(千団子祭限定)
その中から頂いたものを紹介します。
通常頂ける御朱印
釈迦如来の御朱印
まずは釈迦堂で頂いた「釈迦如来」の御朱印です。
三井寺の仁王門のすぐ近くにある釈迦堂で頂くことができます。
釈迦堂は、京都御所にあった清涼殿を移築したそうで、綺麗な建物になっています^^
神仏霊場 第147番(弥勒菩薩)の御朱印
金堂で頂いた、神仏霊場 第147番、「弥勒菩薩」の御朱印です。
「弥勒佛」と書かれています。
金堂に祀られている弥勒菩薩は、天智天皇が念持仏にしていた仏像で、絶対秘仏として、御開帳されることのない仏像です。
三井寺のえらい人でも見たことがないのだとか^^;
西国三十三所 第十四番(如意輪観世音菩薩)の御朱印
観音堂で頂いた、西国三十三所 第十四番の御朱印です。
三井寺の如意輪観音は、三十三年に一度御開帳される秘仏です。
御朱印には「大悲殿」と書かれています。
「大悲殿」は、観音様のいらっしゃるお堂のことで、衆生の苦しみを救う観音さまの大きな慈悲を意味しています。
西国三十三所の御詠歌もあります。
「いで入るや 波間の月は 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖」
と書かれています。
観音堂は高台になっていて、そこからは琵琶湖を臨む景色が広がります。
観月舞台もあるのですが、そこで「三井の晩鐘」で有名な鐘の音色を聞きながら、琵琶湖に浮かぶ月を眺めている様子が想像できる歌ですね^^
黄不動尊の御朱印
日本三不動の一つ、「黄不動尊」の御朱印です。
こちらは、以前は御開帳の時しか頂けませんでしたが、今は文化財収蔵庫の向かいにある「微妙寺」で頂くことができるようです。
黄不動尊は秘仏で、唐院にある大師堂に安置されています。
普段見ることはできないのですが、私は2014年の円珍生誕1200年の時に行われた御開帳イベントで拝観することができました。
その時は、唐院前に御朱印ブースが設けられていて、そこで頂いたので、左側には「三井寺 唐院」と書かれています。
微妙寺で頂くときは、「総本山 三井寺」と書かれるようです。
西国薬師霊場 第四十八番(薬師如来)の御朱印
水観寺で頂いた西国薬師霊場 第四十八番の御朱印です。
西国薬師霊場では御朱印のことを"宝印"と呼びます。
普通の御朱印帳で受けることもできますが、横長でバインダー式の専用納経帳もあって、その場合はこのような御詠歌も書かれた宝印を受けることができます。
私はここで宝印帳(1,500円)を購入しました。
これです。
バインダーには最初何も挟まれておらず、参拝した先の納経所で、宝印と御詠歌の書かれた紙をもらってバインダーに挟んでいきます。
水観寺の宝印には「医王殿」と書かれています。
薬師さんのいらっしゃるお堂のことです。
そして御詠歌は
「なむやくし しょびょうなかれと ねがいつつ るりのくすりを あたえたまうぞ」
と書かれています。
薬師さんの慈悲がそのまま現れています^^
期間・イベント限定の御朱印
新羅明神の御朱印
金堂で頂いた「新羅明神」の御朱印です。
新羅明神は、三井寺の守護神です。
三井寺の北院と呼ばれる場所に「新羅善神堂」というお堂があって、そこで祀られています。
ただ、強烈なパワーがあって、昔は見ると祟られるとも恐れられていたので、なかなか公開されないんですよね。
今回はこちらのイベントで頂くことができました。
新羅明神については、こちらの記事にも書きました。
近江西国観音霊場とびわ湖百八霊場と故国十一面観音霊場はまだ頂いていません。
特に微妙寺で故国十一面観音霊場の専用納経帳を購入してそれに頂きたかったのですが、売り切れていたんですよね^^;
また、毎年5月中旬の土日に開催される千団子祭り限定の御朱印もあります。
私は千団子祭りに行ったことがあるのですが、その時はその存在を知らず、頂きませんでした><
千団子祭りは、このような行事です。
またいつか頂こうと思います。