総本家めはりや本店

新宮の名物といえば、有名なのが「めはり寿司」。
古くは奈良時代から食べられているという、熊野地方の郷土料理です。

高菜の漬物でご飯を巻いたもので、「寿司」というよりも「おにぎり」です。
以前、熊野本宮大社の近くの三軒茶屋というお店で食べたのですが、それがかなり美味しくて、また食べたいと思っていたんですよ^^

今回は、ほかのお店も試してみようと思い、熊野速玉大社からほど近い「総本家めはりや本店」にしてみました。
和歌山市内にも支店があり、評判の良いお店です。

「総本家めはりや」のめはり寿司は、出来立てにこだわっている

総本家めはりやの看板商品は、やっぱりめはり寿司。
地元の人だけが食べていためはり寿司を商品化したのも、総本家めはりやなのだそうです。

めはりやの店内には、めはり寿司の由来が壁に書かれていました^^

総本家めはりや 店内

このように書かれています。
(めはりやのサイトにも書かれてます)

めはり寿司の由来
何百年もの昔から紀州(特に新宮を中心とした南紀)の農・山・漁村で労働者の弁当として伝わり、
従来は麦飯でソフトボール程の大きさに作られたと言われ、食べるとき、目もクチと同じように大きく張る
ところから目を張る寿司『めはり寿司』といわれ伝わりました。

高菜の漬物でご飯をくるんだ素朴なものですが、漬物とご飯が一体となり、形くずれなどしないところから、
日本一の腰弁当として日本唯一の逸品です。

そしてめはりやのこだわりは、作り置きは一切せず、注文を受けてから握っているとのこと。
高菜でご飯を包んでいるだけではなく、秘伝のタレに漬け込んだ高菜の軸部分が入っているのですが、ご飯が温かいうちに握るのが、タレが全体に馴染みやすいのだとか。

そして、一番美味しく食べるには12時間以内に食べるのがよいそうです。

テイクアウトのめはり寿司も美味しかった♪

総本家めはりや めはり寿司

作りたてを食べたかったのですが、今回は、次の日の朝食用にテイクアウトしようと思って行ったので、夕方に買いに行きました^^
写真の通り、大きめです。

翌朝、起きてすぐ食べたのですが、お味は落ちていませんでした^^
といっても、もしかしたら出来立てはもっと美味しいのかもしれません。

サイズが大きいうえ、高菜漬けがたっぷり入っていて、食べ応えあります。
高菜って、こんなに良い働きするのかと、改めて思うほど美味しいです。
熊野に来たら、めはり寿司は必ず食べないといけない、と思えるほどですね。

また店内で食べる機会を作って食べに行きたいと思います。

総本家めはりやには、めはり寿司だけではありません。
豚汁がついた定食があります。
この、豚汁が美味しいという声もよく聞くんですよね^^
他にも、串カツやおでんなどのお膳もありますし、めはり天むすなんてものも人気があるようです。

なので、次は店内で食べに行きたいですね。


総本家めはりやのすぐ近くに、鈴焼で有名な香梅堂もあります。
こちらも焼きたてが美味しい、新宮でしか買えないものですので、熊野速玉大社に行く際はぜひ^^