城南宮で毎年2月の中旬から3月の下旬まで開催されるしだれ梅と椿まつりに行ってきました。
城南宮は、京都市の南側、伏見区にあります。
かつて平安京を作った頃、京都は「四神相応の地」と考えられていて、この土地には四神獣が東西南北を守っていると信じられてきました。
北の「上賀茂神社」では「
そんな城南宮には神苑があって、その中にある「春の山」と呼ばれる場所では、春のさきがけに150本ものしだれ梅が咲き誇ります。
ここでは、見頃の時期などの基本情報や、境内に咲き誇るしだれ梅の様子、城南宮へのアクセス方法などを紹介します。
見頃の時期
城南宮のしだれ梅は、2月の中旬~下旬頃に開花します。
そして見頃となるのは2月下旬~3月中旬頃。
そのあたりは気候によって前後しますので、行かれる方は城南宮のサイトやtwitterなどをチェックしてから行くと良いですね。
その年の気候によりますが、しだれ梅と椿まつりは2月18日から3月22日頃まで行われています。
城南宮の境内図と拝観料
※ パンフレットより
城南宮の境内と神苑はこのようになっています。
城南宮の駐車場から社殿のある境内は自由(無料)ですが、神苑は拝観料が必要です。
神苑の入り口は、上図の中央にある鳥居の近く、すぐ左にあります。
- 拝観時間:午前9時~午後4時30分(受付 午後4時終了)
- 拝観料:大人 600円、小・中学生 400円、障害者手帳を提示の方 300円
*団体 20名以上の場合、大人 500円、小・中学生 300円。
しだれ桜の鑑賞スポット「春の山」は、入口入ってすぐのところ、社殿の西側にあります。
「春の山」は、平安時代、白河上皇が城南離宮を築く際に源氏物語に出てくる光源氏の六条院をモデルにして築山した遺構です。
平安時代の貴族たちが理想とする花は、この「しだれ梅」だったのだそうです。
なので、しだれ梅の咲く庭に憧れたのですが、ここは150本も咲いているということで、理想郷のような場所なんですね。
また、神苑にはしだれ梅だけでなく、源氏物語に出てくる草花が約80種類も栽培されていて、源氏物語を読めば、城南宮の庭園は四季を通じて楽しめる場所となっています。
しだれ梅と椿まつりの様子
下の写真は2016年の様子です。
2016年は暖冬の影響で、2月の終わりに見頃を迎えていました。
訪れた時間は、天気の良い日曜日のお昼頃。
さすがに日曜日ということもあってか、200台も収容できる駐車場も満車状態でしたが、30分ほど待って、やっと停めることができました。
京都を代表する梅の名所の一つということだけあって、なかなかの注目度の高さですね。
御本殿のお参りを済ませて、神苑拝観料(600円)を支払い、「春の山」に到着。
いきなり咲き乱れています!
そして漂う甘い香り。
梅がこんなに香りがするなんて、知りませんでした^^
天気も良くてこの自然の良い香り、ここでピクニックがしたいくらい気持ち良いです。
そんな香りに誘われてか、ウグイスも枝に止まっていました^^
よくパンフレットなどに使われる燈籠の近辺。
ここは紅白の梅が交互に植わっていて、横に小川が流れる絶景スポットなのですが、梅の花は若干少なめ。
でもその横に目をやるとものすごいことになっています。
とにかく密度がスゴイです^^
上を見上げるとものすごい密度の梅の花。
もはや眼前には梅の花しかありません。
梅の花のシャワーですね^^
これだけ咲いていると気持ち良いですね^^
見頃だけじゃない!梅の鑑賞方法
人気の時期はやっぱり見頃の時期なのですが、梅の観賞方法は時期で分けて、3回楽しめます。
城南宮で頂いたパンフレットに載っていました^^
探梅 :「咲き始め」から「六分咲き」
咲き始めの梅を探しながら春の訪れを感じる。
咲き始めの梅は、花びらの色も濃く、活き活きとしています。
観梅 :「見頃」「満開」
150本のしだれ梅が咲き誇る圧巻の景色を観賞する。
眼前に広がる満開のしだれ梅。甘い香りが全体に広がっています。
”春の山”入り口あたりは、訪れる方が立ち止まりハッと息をのみます。
惜梅 :「散り始め」
散りゆく様子を惜しみながら、桜咲く春を待つ。
散り始めの数日間、「花びらの絨毯」を楽しめます。
満開を迎えた後、風の強い日や雨などの翌日が絶好の機会です。
私が訪れた時は観梅でしたが、満開以外にも美しく感じる見方があるんですね^^
この3つの楽しみ方を連続でやれば、春の訪れをより感じやすくなるのかもしれません。