神社やお寺には御朱印というものがあります。
下の写真の中に書かれているものが御朱印です。

御朱印帳

御朱印を頂きながら巡る寺社巡りは、参拝する時の私の楽しみの一つです^^
頂いた御朱印は、お守りとして大切に保管します。

寺社のオリジナリティが出るので、帰ってから眺めるのも楽しいですし、参拝したことが記憶に残りやすいですね^^

御朱印はそもそも、神社で自分で用意した願文・誓詞を奉納した証として、神印と神社の名号をいただいたことから始まりました。
そしてお寺でも、写経をしてそれをおさめた証(納経印)として頂いていたのです。

でも今ではそういうことをしなくても、参拝した証として気軽に頂くことができます。

この記事では、御朱印の貰い方や魅力などを紹介します。

御朱印の貰い方

御朱印をいただくには、まずは専用の御朱印帳をあらかじめ購入します。

御朱印帳は表具店や和紙・和文具用品店などで売っていますし、神社やお寺でも売っている場合があります。
最近は本屋さんでも見かけるようになりました。

表具店なら鳩居堂が有名です。
(鳩居堂は京都の本店と、東京に何ヶ所かあります。)

値段は1,000円~1,500円くらいです。
サイズは、縦16~18cm、横11~12cmくらいの蛇腹式が一般的です。

こちらは京都の金閣寺で購入した御朱印帳。

金閣寺 御朱印帳

御朱印帳は1冊で20~40ヶ所の御朱印を収集することができます。

御朱印帳を頂く場所は、神社では社務所や授与所、お寺では納経所です。
お守りなどを販売しているところを探せば「朱印所」と書かれていると思います。

そこに行き、

「御朱印をお願いします。」

と伝えれば、書いていただけます。

御朱印代は300円が一般的です。

達筆な方が多く、気持ちを込めて書いていただけるので、ありがたい気持ちになりますよ♪

御朱印の魅力-御朱印は寺社によって違う-

御朱印の書き方は、神社とお寺では違いますし、内容もそれぞれの寺社で違うのが面白いところ。
有名な所を紹介すると、まずは京都の伏見稲荷大社

伏見稲荷大社 御朱印

神社の御朱印は、基本的には右側に「奉拝」の文字(つつしんで拝します、という意味)。
真ん中に神社名の文字と社紋や神社名の
左側に参拝した日付を書きます。

これがスタンダードな御朱印です。

1つの寺社で種類の違う御朱印がある場合も

大きな寺社では御朱印の種類をいくつか用意している場合があります。

例えば伏見稲荷大社は、山全体が境内になっていて、結構な広さがあります。
その中で重要なポイントには授与所があり、そこでそれぞれの御朱印がいただけるようになっています。

奥宮の授与所では奥宮の御朱印、稲荷山を登るとその途中に授与所があるので、そこで稲荷山の御朱印がもらえます。

先に紹介した伏見稲荷大社の御朱印は、本殿前の授与所で頂いた御朱印です。
そしてこちらが稲荷山で頂いたもの。

稲荷山 御朱印

山に登っているので、「奉拝」ではなく「登拝」になっていますね^^

次はお寺の場合。
特に広い寺院だとお堂ごとに違い本尊を祀っています。
そうすると、それぞれの本尊ごとに用意していることがあります。

例えば京都の東寺

御影堂の本尊、不動明王の御朱印と、鎮守八幡宮の八幡大菩薩の御朱印などがあります。

東寺 不動明王 東寺 八幡大菩薩

このように本尊ごとに御朱印を用意しているところがありますが、とりわけメインのご本尊だけしか用意していないところもあります。

なので、どのような種類があるのかは参拝先の寺社にお尋ねください。

御朱印の中にある寺社の特徴

次は、寺社の特徴がわかる御朱印を見てみましょう。
京都の下鴨神社の御朱印です。

下鴨神社 御朱印

一般には「下鴨神社」と呼ばれていますが、正式名称は「賀茂御祖神社」。
なので、そういう風に神社名が書かれています。

そして、社紋であるフタバアオイ、そして昔は「山城国一之宮」という社格があったので、それをアピールしています。
有名な葵祭は、このフタバアオイに由来しますので、それを知るとこの社紋が特別なものに感じられます^^

そして次は北野天満宮

北野天満宮 御朱印

真ん中に神社名の手書きがなく、シンプルな感じなのですが、北野天満宮と言えば梅の社紋ですね^^
北野天満宮で祀られている「天神様」こと「菅原道真」は梅をこよなく愛したといわれていて、梅に関する神事やイベントが多い神社でもあります。

次は宇治の平等院
10円玉に描かれている「鳳凰堂」が有名なお寺です。

平等院鳳凰堂 御朱印

真ん中に本尊名が書かれるパターンとは違い、お堂名の「鳳凰堂」となっています。
「平等院鳳凰堂」とフルネームで呼ばれるくらい「鳳凰堂」が有名ですので、そのお堂名で頂くのも嬉しいですね^^。

次は奈良の興福寺

興福寺 御朱印

ここでは、「令興福力」と書かれています。

本尊名でもお堂名でもなく、こちらは「維摩経」の一節「福を興さしむ」、つまり「福をおこさせる力となろう」という興福寺の決意表明のようなものです^^
興福寺の寺名の由来ともなっている言葉です。

このように、本尊名、お堂名など書かれるものはお寺によって色々で、そのお寺特有の教えがあるのなら、その教えを簡潔に表す文字が入ったりすることもあります。

※東寺や平等院、興福寺には他にも御朱印がありますが、説明のために一部だけピックアップしました。

御朱印帳の魅力-寺社によってオリジナルがある-

御朱印帳は色々なデザインのものがあるのですが、イチオシはやはり寺社オリジナルの御朱印帳でしょう。
大きな寺社の場合は大抵用意していると思います。

オリジナル御朱印帳は、その寺社に行かないと買えないご当地もの。

なので、気に入ったものがあれば買うと良いかもしれません。
私はビビッと来たら買っちゃいます^^;

私が持っているものを紹介すると、

御朱印帳

左から「鳩居堂」で購入した御朱印帳、「平安神宮」のオリジナル御朱印帳、「晴明神社」のオリジナル御朱印帳です。

鳩居堂は表具店ですが、一応表具店代表として載せておきました^^
鳩居堂の御朱印帳はデザインの種類が豊富で、かわいいものが多いです。

オリジナルの御朱印帳は、それぞれの神社を表す特徴的な何かがモチーフになっています。

真ん中は平安神宮のオリジナル。
方角を司る「玄武」、「蒼龍」、「朱雀」、「白虎」の四神が表紙のモデルになっています。

その意味ですが、平安神宮は「平安京があった京都」を意識して明治時代に建てられた神社ですので、京都は方角を司る四神が存在するのにふさわしい「四神相応の地」であったという意味が込められているわけです。

一番右は晴明神社のオリジナル。

晴明神社は、陰陽師の安倍晴明を祀る神社です。
映画を見た方はわかると思いますが、安倍晴明が呪術を使う時、五芒星を指で描きますよね^^

五芒星は晴明神社の社紋でもあり陰陽道で魔除けの呪符として伝えられているデザインです。

そして、晴明神社の場所が京都の西陣にあることから、表紙は西陣織で作られています。

次にお寺で売られている御朱印帳。

お寺 御朱印帳

左から興福寺南禅寺大覚寺です。

興福寺にはいくつかオリジナル御朱印帳がありますが、私が持っているのは、有名な阿修羅像の着衣の柄と同じデザインがされた御朱印帳です。
下は阿修羅のフィギュアですが、このように柄が入っています。

阿修羅 フィギュア
(※フィギュア:仏像フィギュアのイSム(いすむ)WEBショップより)

この柄の御朱印帳ですね^^

次に南禅寺の御朱印帳は、カッコいい群虎図の御朱印帳。
写真には写っていませんが、ケース付きです。

大覚寺の御朱印帳もいくつかありますが、私もがっているのはお寺の宸殿「牡丹の間」にある襖絵(狩野山楽 筆)を忠実に再現した牡丹図の御朱印帳。
ビニールカバーが付いています。

このように、オリジナルの御朱印帳は御当地ならではのものや、ゆかりのあるものをモチーフにデザインされたものもあるので、御朱印帳をどこで買うかでも迷ってしまいますね^^

御朱印帳を使い分ける

どの御朱印帳にどこの御朱印をもらうか?
あくまでそれは個人の好みです^^

普通は1冊の御朱印帳に御朱印をどんどんもらっていくのですが、もらい続けているとページが足りなくなります。
御朱印帳は一般的に、表面だけで20~22ページほどです。

どんどん貰って数が増えだすと、

使い分けをうまく考えてからもらえばよかった・・・

って後になって思うんですよね^^;

そのまま順にもらい続けるのも悪くはないのですが、私はなにか共通のもの、テーマなどを考えて分けたいと思い、御朱印集めを始める前に、どう使い分けようか悩みました^^;

考えられる使い分けのパターンは、

  1. 神社とお寺を分ける
  2. 場所別に分ける
  3. 巡礼別に分ける
  4. ご利益別に分ける
  5. 宗派で分ける

などが考えられます。

1の「神社とお寺をわける」というのは、時々、一部のお寺の方が神社の御朱印帳を出されるのを快く思っていない(逆に神社の方の場合も)ということを聞きます。
なので、そのように分けている方は多いようです。

私は「宗派で分ける」以外はすべてやっていて、基本的には1の神社用とお寺用の御朱印帳で分けて使っています。
場所別の使い分けは、これはアバウトな感じで、京都用、奈良用など、都道府県くらいでわけています。

「巡礼」というのは、お遍路さんで有名な四国八十八ヶ所霊場巡礼や、西国三十三ヵ所観音霊場巡礼などが有名ですね。
その霊場に指定された決まったお寺を回るわけです。

巡礼についての詳細はこちら

その時、普通の御朱印帳で頂いても良いのですが、巡礼専用の御朱印帳もあります。

巡礼用御朱印帳

上の写真は、

  • 西国薬師霊場宝印帳
  • 西国三十三所観音霊場御納経帳
  • 洛陽三十三所観音霊場納経帖
  • 京都十三仏霊場納経帳

の専用御朱印帳です。
名前はややこしいですが、全部それぞれの霊場専用の御朱印帳です。

御朱印帳のタイプも「紐閉じタイプ」や「バインダータイプ」などもあります。
下は、バインダータイプになっている、西国薬師霊場宝印帳。

西国薬師霊場宝印帳

横長で特殊ですね^^
普通の御朱印以外に、そのお寺の御詠歌も書かれています。

この特殊な御朱印は、指定されている霊場に行けば用意されています。
霊場はどの順番から回っても良いですし、何年かかけて少しずつ回っても構いません。

巡礼専用のものじゃなくて普通の御朱印帳に貰っても良いのですが、巡礼専用の方が札所番号で整理しやすい感じですね^^

なので私は、巡礼になっているものは巡礼専用の納経帳に頂きます。

巡礼専用のものは、各札所に指定されているお寺に行けば大抵販売していますが、小さいお寺の場合は売ってないこともありますので御注意下さい^^;

私は、上の写真にもある西国三十三所の納経帳だけは楽天で売っているのを見つけましたので、そちらで夫婦分の2冊購入しました。
表装の詠智会 西国三十三所納経帳

西国三十三所納経帳

水彩画入りで裏のページには御詠歌も入っています。

西国三十三所納経帳

紐閉じタイプですが、必要なページは既に閉じられていますので新しく追加する必要はなく、あとは札所番号の決められたページを開いて御朱印を頂くだけになっています。
お寺で売っている専用納経帳よりも良い感じです^^

ご利益別など自分なりに想いを込めた特別な巡り方があれば、それ専用に御朱印帳を用意しても良いと思います。
「恋愛成就の神社」「金運の神社」などテーマを決めて回ることができますし、後で眺めると気持ち良いでしょうね^^

また、御朱印帳は蛇腹式になっていることが多いですが、「いっぱいになったら裏面にも頂くかどうか?」ということがありますが、それは人それぞれです。
私の場合は両面貰うようにしています。

表面だけ貰う人がいる理由ですが、御朱印帳は自分が死ぬ時に棺桶に入れてもらうと、その御朱印帳が屏風のようになって神様の御加護を受けるそうで、その際、裏面に書かれているものは見えない、という考えがあるからだとか。

でもそれをどう受け止めるかは人それぞれで、好みの問題でしょうね^^

御朱印をいただく時のマナー

御朱印をいただく時のマナーについてです。

マナーと言っても、手水舎で手を洗い、参拝した後に御朱印所に向かい、書いていただくという、参拝する上ではごく当たり前のことで難しいことではありません。

しかし、”御朱印集め”ということからついついコレクション魂に火がついてしまうことがあると思います。

コレクションすることが悪いわけではありませんが、スタンプラリー感覚になって時間外に無理にお願いしたり、参拝せずに御朱印だけ求めたりして、参拝した証として頂くという本来の目的を忘れて行き過ぎてしまう方がいるようなのです^^;

御朱印を頂くということは、神霊を宿すという行為にもなりますので、非常にありがたいものです。
参拝して心清らかになって、ありがたく受けるようにしたいですね^^

「前に参拝したから」というものでもなく、御朱印を頂くのならその時はきちんと神様・仏様に挨拶するのが礼儀だと思います。

行った時間に神職さんがいなかったりなどで御朱印を受けられない場合もありますが、私はその時「また訪れる機会を下さったのだ」と感謝の気持ちをもって次の機会に頂くようにしています。


御朱印は、集め出すとそれを後から眺めるだけでも参拝した時の気持ちを思いだし、ありがたい気持ちになります。
御朱印集め、やってみませんか?^^