北野天満宮 鳥居

北野天満宮は、学問の神様でお馴染み、菅原道真(すがわらのみちざね)公をお祀りする神社です。

“天満宮”や”天神社”と名がつく神社は道真公をお祀りする神社で全国にもたくさんありますが、代表的なところが福岡の”太宰府天満宮”と、京都の”北野天満宮”です。

北野天満宮は、道真公が梅が好きだったことからたくさんの梅の木が植えられていて、京都では梅の名所の一つになっています。
梅苑もあって、50種類、1500本も植えられているんです。

北野天満宮の社紋が梅を表すマークになっているのは、そのような理由からです。

提燈

梅の花が咲く季節はたくさんの人で賑わいます。
また、毎月25日は市が開催され(境内ライトアップも)、特に道真公の命日の2月25日は梅花祭も行われます。

北野天満宮 影向松

入口の一ノ鳥居をくぐるとすぐあるのが影向松という松。

なんともない松に見えますが、なんでも初冬(陰暦10月)から晩冬(陰暦12月)の間に初雪が降ったら、天神さまがこの松に降臨され雪見の歌を詠まれるとか。
なので期間中に初雪が降った時はここで初雪祭が行われるそうです。

北野天満宮 楼門

まっすぐ進むと楼門があります。
この北野天満宮の楼門、配置が他とはちょっと違うんですね~。

通常なら、楼門をまっすぐ進むと本殿にたどり着きます。
でもここはまっすぐ進むと、摂社である地主神社に着きます。(本殿に行くには途中で左側に曲がります)

なので、「筋違いの本殿」と言われているんです。

北野天満宮 地主神社

ここは北野の創建以前からの地主の神で、境内の最も古い神社なんだとか。
地主の神をたてるために、地主神社の正面を避けたんでしょうね^^

楼門に入るとすぐのところに、赤目のお牛さんがいます。
このお牛さんは徹夜で願いを聞いてくれるんだそうです。
(だから目が赤いのかな?^^;)

梅の季節に行くと、牛の後ろから梅の花が咲いてキレイです^^

北野天満宮 牛

参道から左に曲がると、本殿に入る前に三光門という、本殿前の門の前にきます。

三光門

この門は、日・月・星という三つの光に関係する彫刻があるから”三光門”と呼ぶのですが、一説では星は無く、日と月と三日月になっているそうです。
北野の七不思議のひとつと言われています。

そして三光門の前には、他の牛よりも人が群がっていて人気の牛の像が2つあります。

撫で牛 撫で牛

牛は道真公と関係が深く、天満宮では眷属とされています。

それで、牛の像を撫でることでご神徳をいただく、撫牛信仰というものもあります。
牛の像を「撫で牛」と言うのですが、頭が良くなりたければお牛さんの頭と自分の頭を交互に撫でます。
体の調子が悪い人は、自分の調子の悪い部分とお牛さんの同じ部分を交互に撫でると良いそうです^^

この2頭の牛の像は、学生さんからお年寄りまでみんな撫でていきます。
本殿に一番近いので、一番ご神徳があるのかもしれませんね^^

北野天満宮 本殿

北野天満宮の本殿です。

実はこの本殿にも北野の七不思議に数えられるものがあります。
それは「立ち牛」の彫刻。
本殿の鈴の上にあります。

立ち牛

参拝した後、見てみましょう^^
北野天満宮の牛の像はみんな横たわっているわけですが、唯一、この彫刻だけ立っているんだそうです。

境内の牛が横たわっているのは、道真公の亡骸を運ぶ牛が途中で座りこんで動かなくなったことから、やむなくその近くの寺院に埋葬したんだそうで、そのことから境内の牛の像は全て横たわった形になっているんだとか。

御后三柱

北野天満宮での礼拝は、実は表からだけでなく背面からも礼拝できます。

その場所が、上の写真の御后三柱(ごこうのみはしら)です。

ここには、天穂日命(菅公の祖先神)・菅原清公卿(菅公の祖父)・菅原是善卿(菅公の父)の三柱の神様が祀られています。
本殿を背にして祀られているのは珍しい形ですね^^

昔、天満宮に参拝に行ったら、この御后三柱も含めて礼拝するのが常だったんだとか。
参拝に行ったら、ぜひ表だけでなく裏も礼拝しましょう^^

北野天満宮には、その他にもたくさんの摂社・末社があります。
個人的には、ご本殿と御后三柱、地主神社、そして自分がご神徳を受けたい神社を参拝したいですね^^

摂末社と境内見所 | 北野天満宮公式サイト

梅・紅葉の季節は梅苑・もみじ苑へ

北野天満宮は、京都屈指の景勝地としても有名です。
境内でも梅の花がたくさん植えられていて、それだけでも見どころがあるのですが、それとは比較にならないくらい季節を満喫できる場所、それが梅苑と御土井(もみじ苑)です。

梅苑は、2月初旬から3月の下旬にかけて公開されます。

梅苑

時間は午前10時から午後4時までで、料金は大人600円(お茶菓子付き)。
梅コブ茶とお茶菓子を頂きながらお花見が楽しめます♪

梅苑2 梅苑3

また、梅苑の裏側にある御土井は、豊臣秀吉が作った堤防です。

秋にはもみじ苑に姿を変え、紅葉を楽しむことができます。
春の梅苑公開中は、梅苑と同時に御土井にも入ることができ、ここでも梅を楽しむことができます。

御土井

由緒

菅原道真(すがわらのみちざね)は平安時代初期の人で、文章や詩歌に優れていて、右大臣にまで上りつめた人です。

しかし、あまりにも才能があったため、それを恐れた左大臣、藤原時平に無実の罪をきせられて、九州に左遷されます。
そして、身の潔白を訴えながらそのまま大宰府で亡くなりました。

その後、京都で災害が続発します。
藤原時平が急死、その他道真に無実の罪をきせた人々が次々に亡くなったんです。

そして宮中には落雷が発生するまでになったので、人々は道真公の祟りだと信じたんですね。
朝廷は道真公の怒りを鎮めるために大宰府に廟所を立ててお祀りしたのですが、それが太宰府天満宮です。

その後、ある神職と巫女に「京の地に道真公を祀るように」という託宣が下って造られたのが北野天満宮です。
なのでこの二つが代表的な天満宮になっているんですね^^

天神さんと言われるは、宮中に雷を落とすなど、天変や天候を自在に操る(天満大自在天神)ことからと言われるようになりました。
最初は雷神、怒りの神とされていましたが、道真公の生前の行いや実績などから、農耕の神、正直・至誠の神、和歌・連歌の神、無実の罪を晴らす神、学問の神というご神威がついてきたんです。
今挙げたご神徳は代表的なもので、他にもたくさんのご神徳があるそうですよ^^

北野天満宮 御朱印

御朱印は参道沿いの社務所で頂けます。
オリジナルの御朱印帳はないようです。