比叡山ドライブウェイ

比叡山延暦寺は、京都府と滋賀県にまたがる、広いエリアを寺領とするお寺です。

京都府側からも滋賀県側からも行くことができ、移動手段はロープウェイ、ケーブルカー、バスなど色々あります。

車で上ることもできますが、一般道では行くことができないので、有料のドライブウェイを利用することになります。
私が行く時もほとんどが車です。

なぜなら比叡山は、車で行った方がはるかに効率的なんですよね。
半日で大部分を回ることも可能です。

ただし、ドライブウェイは独特の料金体系となっていますので、仕組みを知らずに無計画に移動していると高くついてしまいます。

今回は、ドライブウェイの利用料金や、上手く利用するための移動方法、その他車で比叡山に行くにあたってのあれこれを紹介してみようと思います。

※2019.10.1追記:消費税率UPに伴う料金改定に対応しました!

電車やバスで行く場合の情報は別記事にしました。


比叡山 延暦寺に電車・バスで行く場合の料金(各種割引)徹底比較

ここでは、車で比叡山に行く場合について、紹介します。

比叡山延暦寺に車で行くメリット

比叡山に車で行くメリットは、2つあります。

1つはやはり効率的に回れるということです。

延暦寺は、大きく「東塔」「西塔」「横川」の3エリアに分かれています。

比叡山 東塔・西塔・横川
※クリックすると大きな画像が表示されます

その3エリアの中に「延暦寺」というお堂があるのではなく、山全体が延暦寺です。
ドライブウェイは全長約18km、3エリアを縦断する道で、これによって自由に行き来することができます。

それぞれのエリアを徒歩で移動する場合、東塔と西塔は徒歩で片道20分、西塔から横川は片道1時間半ほどかかります。
延暦寺はそれくらい広いんですね^^;

山内には有料のシャトルバス(冬季は休業)も走っていて、公共交通機関で来た人はそれで移動することができます。
運行間隔は30分に1本程度。

これを考えると、車で行けばかなり時間の制約ができることがわかると思います。

2つめのメリットは、「夢見が丘」「登仙台」「比叡山頂」「琵琶湖展望台」など、比叡山内の絶景スポットに気軽にアクセスできるということです。
京都側を眺めたり、琵琶湖側を眺めたり、いろんな角度から景色が見れますし、夜景もきれいですよ^^

ドライブウェイについて

比叡山ドライブウェイ ルート

ドライブウェイの入り口は、京都・大津方面から近い「田ノ谷峠」、おごと温泉・琵琶湖大橋方面から近い「仰木」となっています。

ドライブウェイは2つの会社が運営していて、その運営会社の違いから、東塔を境に田ノ谷峠側が「比叡山ドライブウェイ」、仰木側が「奥比叡ドライブウェイ」と呼ばれています。
料金は一緒に支払うので、利用者側は名前を意識する必要はありませんけどね^^

ドライブウェイは山道ですが、片側一車線の道できれいに整えられていますので、運転が苦手な方も心配ありません。
一方通行ではないので行き来は自由、来た道を戻ることもできます。

ドライブウェイ沿いには大規模な駐車場がいくつも整備されていて、全て無料です。
1か所で100台以上停められるところがほとんどなので、混雑で駐車待ちになることはあまりありません。

二輪車については、日曜日・休日はご、奥比叡ドライブウェイのみ通行できないようです。

ドライブウェイの営業時間

ドライブウェイの営業時間はこのようになっています。

期間 比叡山ドライブウェイ 奥比叡ドライブウェイ
3月1日~6月30日 7:00~23:00 7:00~23:00
7月1日~8月31日 7:00~24:00
9月1日~11月30日 7:00~23:00
12月1日~1月15日 9:00~22:00 9:00~19:00
1月16日~2月末日 9:00~20:00

※悪天候の場合は変更になります。
※入場は、終了時間の1時間前まで。
※12月31日は、終夜営業。

延暦寺の巡拝時間はこのようになっています。

地区 参拝時間
1~2月 東塔 9:00~16:30
西塔・横川 9:30~16:00
3~11月 東塔 8:30~16:30
西塔・横川 9:00~16:00
12月 東塔 9:00~16:00
西塔・横川 9:30~15:30

比叡山には延暦寺以外にも施設がありますので、ドライブウェイは延暦寺の巡拝時間より長い営業時間となっています。

延暦寺への参拝が目的なら、ドライブウェイの営業時間は心配いりませんので安心ですね。

知っておきたいドライブウェイの2つの特徴

ドライブウェイでは、駐車料金を取られる心配はないのですが、無計画に移動していると料金が高くなってしまいます。
その仕組みについて説明します。

1つ目のポイントは、後払いであるということ。
入山の時は料金所で券を受け取るだけです。

料金はどのように行き来したかで違ってくるのですが、それは下山するときにまとめて精算されます。
途中でいくらになっているかは、わかるようになっていません。
支払いは現金のみです。

2つ目のポイントは検札所の通過タイミング

図を見ると、ドライブウェイの途中に検札所が2つあることがわかると思います。
入山するときに料金所で券をもらい、検札所を通過するときに貰った券を通します。

ドライブウェイは何度でも行き来できますが、検札所をどのように通ったかで料金が決まります。
例外もありますが、基本的に検札所を通過すると料金があがると考えてよいでしょう。

次はよくあるルートパターンと料金を見てみましょう。

比叡山ドライブウェイの利用料金とおすすめルートパターン

比叡山ドライブウェイ ルートパターン

ルート 二輪車 小型・普通車 マイクロバス 大型車
580円 860円 2,100円 3,400円
1,160円 1,700円 4,200円 6,800円
2,260円 3,270円 8,100円 13,050円
1,680円 2,430円 6,000円 9,650円
1,680円 2,430円 6,000円 9,650円
2,260円 3,270円 8,100円 13,050円
1,100円 1,570円 3,900円 6,250円
2,200円 3,140円 7,800円 12,500円
1,680円 2,430円 6,000円 9,650円

料金は2019年7月時点のものです。
良いパターンも、もったいないパターンも合わせて、よく使われるパターンを具体例にしました。
(一番多い小型・普通車の値段を赤にしていますが、その中でもおすすめパターンを太字の赤にしています。)

いずれにせよ結構高いですよね^^;

なので事前に、どこまで参拝するのかを決めておいて、どちらの料金所がアクセスしやすいか、ではなく、どのエリアに参拝するか、で決めた方が良いと思います。

次に、参拝先別でおススメの行き方の説明と、その際の料金(普通車ベースで)を紹介します。

東塔だけ参拝する方

比叡山の中でも最重要とされているのは、東塔にある根本中堂です。
なので、東塔だけピックアップして行かれる方も多いです。

その場合は、田の谷峠から入って東塔まで行き、田の谷峠に戻るパターン2がおススメ。

この場合、東塔エリアに行くこともできますが、展望台にもなっている「比叡山頂」、「夢見が丘」、「登仙台」もついでに行くことができます。

また、東塔の駐車場に車を停めておいて、西塔も参拝(徒歩20分)することも可能です。
その場合は検札所を通りませんので、パターン2の料金で行くことができます。

西塔・横川だけ参拝する方

仰木から入って横川と西塔に行き、仰木に戻るパターン7がおススメ。

例えば、

初めて比叡山に行ったときに東塔だけ行ったので2度目は西塔と横川へ・・・

という方もいると思います。
その場合は仰木から入った方が安上がりです。

西塔と横川の間には検札所がありませんので、横川だけ行っても、西塔と横川をセットで行っても料金は変わりません。

東塔・西塔・横川すべてを参拝する方

全てを参拝する方は、ドライブウェイを縦走するパターン4、5、9がおススメ。

パターン5は、先ほど上で少し触れた、検札所を通過しても値段が上がらない例外パターンです。
このパターンでは田の谷峠からスタートしていますが、仰木からこのルートを通る場合でも値段は一緒です。

東塔と西塔・横川の行き来に関してのみ例外にしているのかもしれません。
理由はわかりませんが、駐車場が満車だった場合など、そういうことで移動を余儀なくされる可能性もありますからね。

パターン5とは違い、値段が上がってしまう例が、パターン6です。

また、高くついてしまうやってしまいがちな例は、3や8のパターン。
東塔・西塔・横川を全て参拝するまでは良いのですが、帰りに最初に入った料金所に戻ってしまうパターンです。

実際、そうしてしまったという方が結構いるんですよね^^;
全てを参拝するなら縦走した方が良いです。

また、節約重視の方は、パターン7で東塔・西塔・横川を参拝する技もあります。
西塔から東塔へは徒歩で20分で行けますので、横川、西塔と参拝したあと、西塔に車を駐車しておいて、徒歩で東塔に行きます。

縦走する4、5、9と比べて860円お得になり、パターン6の値段で3エリア全て参拝できます。

値段をとるか、時間をとるか、お好みで判断してみてください^^

紅葉を見に行かれる方

比叡山は紅葉が有名ですが、紅葉スポットは、西塔と横川、夢見が丘などがあります。
一番有名なのは横川で、毎年「比叡のもみじ」というもみじ祭りが行われています。
景品がもらえる無料の抽選会にも参加できます。

なので、紅葉狩りに行くならパターン7がおススメです。

お子様がいらっしゃる方は、パターン1で夢見が丘に行ってもよいかもしれません。

夢見が丘には、スーパースライダーやサイクルモノレールなどの遊具施設や、バーベキューコーナーもあります。
「カフェテラスyumemi」で琵琶湖を見下ろしながら軽食を楽しむこともできますよ。

桜を見に行かれる方

比叡山の桜のピークは、GW頃。
特に奥比叡ドライブウェイ沿いには約40種類もの桜が咲き誇り、西塔では「比叡のさくら」というさくら祭りが行われています。
なのでパターン7がおススメです。

ただ、桜は比叡山ドライブウェイや比叡山頂でも結構咲いていますし、「夢見が丘」では開花の時期には日没から21時頃までライトアップも行われます。
なので、仰木から田の谷峠に向かって縦走するパターン9も良いかもしれません。
帰りに夢見が丘でライトアップと夜景が見れると良いですね^^

印刷マスト!ドライブウェイのクーポン券

ドライブウェイを利用するなら、用意しておきたいのがクーポン券。
比叡山ドライブウェイの公式サイト、又は奥比叡ドライブウェイの公式サイトにあります。

注意したいことは3点。

1つは印刷しておくということ。
クーポン券は料金支払い時に回収されますので、スマホでの画像表示ではなく、印刷物が必要です。
(仰木料金所は画面表示に対応したようですが、田の谷峠料金所はまだのようです。足並みが揃っていないので、印刷しておいたほうがベターです。)

旅先で直前に印刷忘れに気づいた場合は、スマホさえあればコンビニで印刷できるサービスがあります。

サークルKサンクス・セイコーマート・ファミリーマート・ローソン⇒ネットワークプリントサービス
セブンイレブン⇒netprint

クーポン券はpdfファイルなので、文書ファイルになります。
自宅にプリンターがない方も、これらのサービスを使えば印刷できますよ^^

もう1つは、クーポン券には有効期限があるということ。
なので行く前に有効日付を確認して印刷しましょう。

最後の1つは、JAF会員証でも提示でも通行料金の割引ができるということ。
詳しくは、比叡山ドライブウェイの公式サイトをご覧ください。


延暦寺は、駐車場に到着してからも巡拝料が必要です。
3エリア共通券となっていて、大人700円、中高生500円、小学生300円となっています。

ドライブウェイの通行料と合わせると結構高くなりますので、中途半端に行くのはもったいないです。
行くならじっくり観光するつもりで、朝から1日がかりで行く計画を立てた方が良いと思います。

それで時間が余ったら、麓に下りれば日吉大社や三井寺、西教寺など、滋賀の有名観光スポットがあるので、行く場所には困りませんよ^^