こんぴらさんの参道南側に「新町商店街」というアーケードの商店街があります。
そこに、大正3年から続く老舗和菓子屋「へんこつ屋」があります。

琴平 こんぴらさん へんこつ屋

「へんこつ」というのは「曲がったことが大嫌いな頑固者」という意味。
初代の御主人が頑固一徹だったのだそうです。

その頑固者の初代が生み出したお菓子が「へんこつまん」。
なんと、昭和天皇への献上品にも選ばれたことがあるのだとか。

その「へんこつまん」が美味しいと聞いたので、こんぴらさんの参拝の帰りに寄ってみました。

今でも純手作りにこだわるへんこつまん

へんこつ屋 へんこつまん

上の写真がへんこつまん。
1個130円で、1個から購入できます。

サイズは上生菓子ほどの大きさ。

中を切り開いてみると、黒餡が入っています。

へんこつ屋 へんこつまん

食べてみると、独特な良い風味がありました。
なんとなくですが、沖縄の「くんぺん」に似ている感じがしますね^^

くんぺんはピーナッツバターを使っているのですが、へんこつまんは使っていません。
おそらく餡を練った後に時間をかけて熟成させているそうなので、それがその風味を出しているのかもしれません。

そして、黄身を練り込んだ生地はしっとり♪
全体的に上品に仕上がっています。

これは美味しいです^^

へんこつ屋では、その名前らしく今でも純手作りにこだわっているそうで、大量生産はされていません。
なので、お土産屋さんなどに卸したりしていないんです。

お店にこなければ手に入れることはできません。
こんぴら参りに来たら、ぜひ寄っておきたいところですね^^

ただ、へんこつまんの賞味期限は、4日間。

今回私は持ち帰りで購入したのですが、初日と3日目では風味が違いました。
それでも十分美味しかったのですが、より美味しく頂くなら、持ち帰りでもなるべく早く頂いた方が良いかもしれません。

一番良いのはお店で頂くことでしょうね^^

お店の中では、へんこつまんと栗羊羹のお抹茶セットや、栗ぜんざいなども頂くことができます。

へんこつ屋の駐車場

へんこつ屋は商店街にあるので、一見駐車場はなさそうに見えるのですが、実は商店街の他のお店と共同で用意している駐車場があります。

駐車場はお店のすぐ近く、アーケードになっている商店街の中です。
「新町西商店街 お客様駐車場」と書かれています。

新町西商店街 お客様駐車場

へんこつ屋を利用する場合はこの駐車場が利用できますので安心です^^
ただ、そのままこんぴらさんに参拝に行くとなると、それだけで時間がかかりますので、その場合は有料の民間駐車場を利用しましょう。