石山寺 多宝塔

境内の広い石山寺の境内散策を、前編・後編に分けて書いています。

前編はこちら⇒紫式部ゆかりのお寺、石山寺(前編)

後編は多宝塔からさらに上に上がったところや、奥の方にある庭園などを紹介します。

境内散策

石山寺 多宝塔 石山寺 多宝塔

石山寺のオリジナル納経帳の表紙にも使われている、国宝の”多宝塔”です。
1194年、鎌倉初期に作られた二重の塔ですが、国宝に指定されるだけあってどこから見ても綺麗ですね^^
多宝塔の中でも最も美しいと言われています。

中には大日如来が祀られています。
暗くて見えにくいですし、写真は禁止なのでありませんが、この大日如来、鎌倉寺ぢの快慶作のもので、なかなかカッコイイんですよ^^

多宝塔の近くには松尾芭蕉ゆかりの芭蕉庵と月見亭があります。
芭蕉庵は、松尾芭蕉が度々訪れ、仮住まいとしていたところなんだそうです。
ここでも句を作っていたんですね^^

石山寺 芭蕉庵

普段は閉まっていますが、中秋の名月に行われる秋月祭の時にはここでお茶席が設けられます。
芭蕉がここで詠んだ句で、

石山の 石にたばしる あられかな

というものがあります。
石山寺の近くにある「茶丈藤村」という和菓子屋さんでは、この歌にちなんで「たばしる」という和菓子を置いています。
藤村は小豆にこだわりがあるお店で、たばしるの中にもこだわりの小豆が入っているのですが、面白い食感でとても美味しいですよ♪
芭蕉庵のすぐ隣には月見亭があります。

石山寺 月見亭
残念ながら月見亭に直接上がることはできません^^;
ここから見れたら綺麗なんでしょうね^^

私は2008年の中秋の名月の時に訪れましたが、こんな感じでした。

石山寺 中秋の名月

写真の写りは悪いですが、本物はもっときれいです^^;
月見亭付近は景色が良くて、目の前には瀬田川が流れ、その奥に琵琶湖が臨めます。

石山寺 景色

下には梅園もあって、梅の季節は上からも眺められてきれいです♪
月見亭からさらに道を上ると、心経堂があります。

石山寺 心経堂

ここは、世になかなか広まらなかった西国三十三所霊場巡礼の凄さを、花山法皇が世に広めて千年経った記念として建てられたものです。
花山法皇が長年にわたり納めてきた心経写経と如意輪観世音菩薩像が安置されています。

心経堂からさらに上に上がると、頂上には毎年春と秋に紫式部展をやっている豊浄殿があり、さらに奥に行くと牡丹園があります。

石山寺 光堂

段になっているのが牡丹園ですね^^
残念ながら季節じゃなかったので咲いていません><
その奥には割と新しく建設されたお堂があります。
これはかつて鎌倉時代にもあった”光堂”というお堂で、東レが最近になって寄進しました。

何年か前に訪れた時は建設中だったのですが、ついに完成したようです。
光堂から少し下ったところには、紫式部の像も置かれています^^

後ろは光堂です。

石山寺 紫式部

ここからはやっと山の下り道になります^^
山を一気に下ると、無憂園が見えてきます。
このまま無憂園に入って行きそうになりますが、ちょっと右手側方面、薄暗い森の中に入っていくと、八大竜王社があります。

石山寺 八大龍王社

八大竜王は、仏法を守る八体の竜神です。
竜穴ノ池という池の真ん中に小さな祠が建っています。

石山寺 龍神

ここまで来ると、周りは自然の音しか聞こえませんので山奥まで来たような気分になります^^
この場所が山を降りたところの一番奥になるのですが、見渡すとこんな自然に囲まれていて、空気が新鮮です。
山を登らなくても入口の参道からまっすぐいけばすぐにたどり着くので、不思議な感じです^^

石山寺 山奥

石山寺の入口方面に戻ると、無憂園の横に出てきます。

石山寺 無憂園

無憂園の上には、補陀洛山ふだらくさんという、西国三十三所霊場の観音様を祀った道があります。

石山寺 補陀洛山

一番から三十三番、そして番外の花山院、結願の善光寺の観音石像が間隔をあけて道沿いに置かれています。

補陀洛山 1番 補陀洛山
補陀洛山 33番 補陀洛山 番外

この道は、八大竜王社の前まで続いています。

補陀洛山の入口の近くにはもう1つ、”雅の台”という場所があります。
ちょっとした高台になっているのですが、ここを上ってみると、石山寺の本堂を別の角度から見ることができます♪

補陀洛山 雅の台

とは言っても、本堂は大きな木々に囲まれていますので、全体を見るには空からでも見ないと見えませんね^^;

御朱印

石山寺は御朱印が全部で4つあります。

  • 西国三十三所 第十三番
  • 西国三十三所 御詠歌
  • 近江西国霊場 第三番
  • びわ湖百八霊場 第一番

です。
いずれも本堂奥の納経所で頂けます。
私は西国三十三所の二つを頂きました。

まずは西国三十三所 第十三番の御朱印です。

石山寺 御朱印

西国三十三所 御詠歌の御朱印です。

石山寺 御詠歌

御詠歌は、
「のちのよを 願う心は 軽くとも 仏の誓い 重き石山」
と書かれています。

信仰心のない人は来世のことを考えて今を過ごさないけど、仏はそのような人も救おうとなされていて、その誓いは石山のように重いものなんですよ、いうようなことが書かれています。

仏の慈悲深さを説きながらお寺の名前を巧みに使い、仏の誓いの重さが上手に表現されていますね^^
本堂前の授与所では、オリジナルの納経帳も売られていました。

石山寺 御朱印帳

オリジナル納経帳は、表に多宝塔、裏は光堂前にある紫式部像の絵が描かれています。
これで800円。安いですね^^

そして西国三十三所霊場専用の蛇腹式納経帳、紐閉じタイプの納経帳、そして納経所の方にはびわ湖百八霊場の納経帳も販売されていました。
(近江西国霊場の方は置いてたような、置いてないような・・・覚えてないです^^;)


石山寺の境内はとにかく広いです!

お堂がたくさんあるだけでなく、梅園が3つ、牡丹園、無憂園など花の名所もあって、非常に広い境内になっています。
早く回れば30分くらいで廻れますが、私のようにカメラを撮りながやじっくり周ると、半日~1日かかりますね^^

中秋の名月のある9月には秋月祭が開かれ、近江八景のひとつに数えられる”石山の秋月”を見ることができます。
その他、梅や桜、つつじ、紅葉なども綺麗ですので、その季節に来てみるのも良いですね^^