ヤマトタケルノミコトを祀る社 近江国一の宮 建部大社

建部大社 一の鳥居

建部大社は滋賀県大津市にある、日本武尊ヤマトタケルノミコト大己貴命オホナムチノミコトを祀る神社です。
本殿に日本武尊、権殿に大己貴命が祀られています。

建部大社は、京に向かうための交通の要となっていた「瀬田の唐橋」近くにあり、旧社格では官幣大社、そして近江国の一の宮として栄えた神社です。

出世開運、除災厄除、商売繁盛、縁結び、医薬醸造の神として今も広く崇敬されています。

近江国には日吉大社や多賀大社といった全国に名だたる神社がありますが、そこを抑えて「一の宮」とされていたんです。すごいですね^^
ヤマトタケルノミコトは古事記にも日本書紀にも登場する、第12代景行天皇の第二皇子で、日本各地で暴れている豪族を平定させた英雄として語り継がれています。
尊が亡くなった時、景行天皇は御名代として「建部」を定めてその功名を伝えられました。

それが建部の起源となっています。

建部大社は源頼朝が祈願、神領を寄進などをしており、また昭和20年には建部大社の神殿が当時の日本の最高額の紙幣、1,000円札に使われたりしています。

建部大社 千円札

とは言っても、発行された枚数が少なくて幻の千円札なんだそうですが^^;

境内散策

瀬田の唐橋から東へ真っすぐ進むと、建部大社の一の鳥居が見えてきます。
トップの写真が一の鳥居です^^

駐車場もこの中に行くとあります。
参道を進むと、第一、第二駐車場を挟んで二の鳥居があります。

建部大社 二の鳥居

二の鳥居は参道の正面ではなく左側にあるのですが、鳥居から真っすぐ方面にないのは珍しいですね^^
そして建部大社には神門もあります。

建部大社 神門

このような門があるのも、大きな神社として栄えていた証なんでしょうね^^
神門をくぐると、三本杉と拝殿があります。

建部大社 三本杉

三本杉は、755年に大己貴命を権殿へと奉祀された際に、一夜にして成長したと伝わる御神木です。
建部大社の神紋にも使われているので、建部大社のシンボルということですね^^

拝殿は天武天皇の代の675年からあります。
こちらもかなり古いです。

神門をくぐって左側には社務所がありますが、その横には御神水が湧きでています^^

建部大社 ご神水

私は建部大社は何度も訪れているのですが、今までその存在を知りませんでした^^;
社務所横の木に隠れて見えなかったんです。

記事にするにあたって建部大社のことを勉強して初めて知ったんですね~。
この御神水の源は、本殿奥の山林から湧き出ているそうです。

柄杓だけでなく、同じ水を引いている水道の蛇口もすぐ横にあるので、ペットボトルで汲むことができます。
宮司さんによると、水質検査の結果も良好で、煮沸せずにそのまま飲めるとのことです^^
拝殿の裏には本殿と権殿があります。

建部大社 本殿

権殿は、京都の上賀茂神社などにもありますが、権殿の使い方が上賀茂神社とは全然違います。

上賀茂神社では、権殿は本殿が非常に際に退避するための仮の殿。

一方、建部大社では仮の殿ではなくて、大己貴命が祀られています。
本殿・権殿共に古い歴史を持つ建物ですが、実は最新の技術も施されています。
なんと、地下に免震装置が設置されているんですね!

見た目ではどれが免震装置なのかはわかりませんが、神社としてはこれが初の試みらしいです。
本殿の前には、「男みくじ」、「女みくじ」というのがあります。

男みくじ 女みくじ

おみくじの中には吉凶と説明以外に、漢字一文字の入った「一言守」が入っています。
私達も夫婦で引いてみたら、こんなん出ました^^

男みくじ 女みくじ

男みくじからは「武」、女みくじからは「咲」がでました♪
日本武尊を祀る神社から「武」が出たのは嬉しいですね~^^
そして、本殿裏には、菊の紋様のような石(菊化石)があります。

菊化石

これは自然に出来た化石らしいですね。
でも、普通に参拝しているだけでは見つけられません^^;

天皇家の家紋は菊紋ですが、日本武尊は天皇家の中でも武勇伝が語り継がれるほどの人物。
自然にできた菊化石も何か意味があるのかもしれませんね^^
本殿向かって右横には、蒙古襲来の時代に国家安泰を祈願して建てられた石灯篭があります。

建部大社 石灯篭

県内最古の石灯籠で重要文化財なんだそうです。

しかし、「重要文化財」とは書かれているのですが「蒙古襲来」のことはどこにも書かれていません。
そんな思いが込められているとはなかなかわかりませんので、知らないと通り過ぎてしまうような燈籠です^^;
続いては神馬舎。

建部大社 神馬

とは言っても、実際の馬ではありません^^;
昔は本当にいたのかもしれませんね。

本殿の両サイドには、日本武尊の父親である景行天皇や皇后、御妃・御子、日本武尊の遠征に付き従った家臣など、建部一族の社が並んでいます。

建部大社 摂社建部大社 摂社

末社として諸願成就の八柱神社や武富稲荷さんもいらっしゃいます。

武富稲荷

建部大社から北側にある桧山神社の遙拝所もあります。

桧山神社遙拝所

横に建てられている立て札の説明によると、

この神社は境内御旅山に鎮座し、御祭神 伊邪那美命、大山祇命、息長足姫命、武内宿祢大臣、住吉大神を祀り元熊野神社、山神社(7ヶ所)、鞭指神社の御祭神を合祀して桧山神社と改称された。
平成七年四月本殿改築に伴い江戸時代建立の本殿を解体修理をしてこの地に移築し遥拝所として保存することになった。

とのこと。

ここは桧山神社の「遙拝所」となっているのですが、この社の背後の方向にはちょっとした山があって、その上に桧山神社があるんですね。
桧山神社を拝むように建てられたということでしょう。

桧山神社は建部大社の外で、ちょっと遠いのですが歩いていくことができます。
(徒歩約12~13分位で、車は停められません)

まず、建部大社の一の鳥居を出て真っすぐ進み、交差点を右に曲がります。
そのまま真っすぐ進むと、右側に入口の鳥居があります。

桧山神社 鳥居

ここを登ると小さな社があります。
これが桧山神社ですね^^

桧山神社

御朱印

建部大社の御朱印です。

建部大社 御朱印


建部大社の宝物殿では、平安時代の重要文化財で、日本武尊の御妃の女神像と御子の像が安置されています。
正月元旦のみ終日公開されるそうです。
(実際に見てきました⇒元旦にしか見ることができない建部大社の女神像

拝観料は無料です。

建部大社のアクセス情報

正式名称 建部大社
ご利益
  • 出世開運
  • 除災厄除
  • 商売繁盛
  • 縁結び
  • 医薬醸造
  • 必勝祈願
TEL 077-545-0038
住所 滋賀県大津市神領1-16-1
開門時間 9:00~16:00
電車・バス
  • JR琵琶湖線「石山駅」下車 近江鉄道バス2番のりば 「瀬田駅行き」にて 「建部大社前」下車徒歩3分
  • JR琵琶湖線「石山駅」下車 近江鉄道バス2番のりば 「牧口行き」にて 「建部大社前」下車徒歩3分
  • JR琵琶湖線「石山駅」下車 帝産バス3番のりば 「龍谷大学行き」にて 「建部大社前」下車徒歩3分
  • JR琵琶湖線「石山駅」下車 帝産バス3番のりば 「野郷原行き」にて 「建部大社前」下車徒歩3分
  • 京阪電車石山坂本線 「唐橋前駅」下車 徒歩15分
  • JR琵琶湖線「石山駅」下車 徒歩30分
名神瀬田西ICから3分・名神瀬田東ICから5分
駐車場 普通車70台・大型車10台(無料)
特別公開・注目の祭・イベント等 宝物殿拝観:正月元旦のみ終日公開(無料)
通常日は事前予約で見学可能(拝観料200円)
公式サイト http://takebetaisha.jp/

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