宇治上神社 鳥居

宇治神社の東奥にあって、境内地やその建物、後ろの木々の景観全てを含め「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産にも登録されている宇治上神社。
現存する社として、日本で一番古いとされている神社です。

明治維新前までは宇治神社と宇治上神社は一対で、離宮八幡宮(御祭神は宇治離宮明神)と呼ばれていて、宇治神社を下社・若宮、宇治上神社が上社・本宮でした。
すぐ近くでもありますし、由緒も同じですので、合わせて参拝したいですね^^

宇治神社の紹介記事はこちら

御祭神は仁徳天皇応神天皇菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)です。
世界遺産に登録されている神社だけあって境内はきれいにされています。

参拝した日は拝殿で結婚式が挙げられていて、宇治公園では宇治のさくらまつりが行われていたこともあって、人がいっぱいでした^^

宇治上神社は世界遺産なので、結婚式のプランとしても紹介されるようで、よくここで結婚式が挙げられるようです。
厳粛ムードとにぎやかさという、相反するものが混在するような不思議な感じでした。
雰囲気の良い神社ですね^^

境内紹介

第一鳥居をくぐり、さらに進んでお寺のような門をくぐるとすぐのところに拝殿(国宝)があります。

宇治上神社 拝殿

拝殿前には上賀茂神社などと同じような形で、円錐形のお山(立砂、又は盛砂と言う)が二つ盛られています。
ただし、宇治上神社のお山は上賀茂神社のものと同じ意味ではありません。

上賀茂神社の立砂は、神社の北の方にある神山に見立てた神の依代(よりしろ)ですが、こちらは「清め砂」です。

9月1日に行われる八朔祭(はっさくさい)の時に氏子さんたちによって奉納された、境内のお清めのためのお砂です。

盛られたお砂は1年間盛られ続け、その後はお正月やお祭りの時に境内にまき散らし、境内を清めるのだそうです。
拝殿横の授与所では、自宅用の清め砂も販売されています。

宇治上神社 清め砂

ちなみに自宅用の撒き方は、住居の北東の隅から、南東、南西、北西の順序で時計回りに建物の四隅を撒き清めます。
地鎮祭の時には中央にも撒きます。

その他、転宅、開店等には、玄関にも撒くとよいそうです。
境内の紹介に戻ると、拝殿右横には、宇治七名水の一つ、桐原水が汲める井戸があります。
(残り六名水は残念ながら途絶えてしまっています)

宇治上神社 桐原水

ここにはたまにオオサンショウウオが泳いでいるらしいです^^

ちなみに、ここでは水が汲めるように柄杓が用意されていますが、直接飲むことは推奨されていません。
煮沸した方が良いそうですので、汲むなら空のペットボトルを用意して行った方が良いですね^^

そしてこちらが国宝の本殿です。
と言っても、写真に写っている覆屋の中に、さらに内殿が3社あるのですが、それも含めて全体が本殿のようです^^

宇治神神社 本殿

覆屋の格子障壁を通して中の3社を拝観することができます。

祀られている神様は、左側から仁徳天皇、応神天皇、菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)です。

神社建築では日本最古となっているわけですが、三社の周りを覆屋で覆っているから綺麗な形で社が残っているとも言われています。
拝殿は鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されていて、本殿は平安時代後期に伐採された木材が使われているそうです。

下の写真は拝殿裏から見たものです。
結構大きいです^^

宇治上神社 拝殿裏

本殿東側には、石がたくさん積まれた大きな石があり、その隣には摂社の春日社があります。

宇治上神社 社跡 宇治上神社 春日社

この石は、昔ここで神様が祀られていて、その跡なんだそうで、積まれている小石は参拝者がお願い事をして積んでいったものです。
春日社は鎌倉時代に建てられたものとみていて、国の重要文化財に指定されています。

宇治地方は藤原氏の領地で占められていて、近くの平等院も藤原氏によるもの。
奈良の春日大社は藤原氏の氏神ですから、ここに祀られるのも納得がいきますね^^
その他にも末社として香椎社、住吉社、厳島社、稲荷社があります。

御朱印

宇治上神社には3種類の御朱印があります。
左から

  • 『茶加美』朱印
  • 『奉書』朱印
  • 『離宮』金字朱印

です。
宇治上神社 『茶加美』朱印 宇治上神社 『奉書』朱印 宇治上神社 『離宮』金字朱印

『奉書』朱印は一般的な朱印です。
「世界文化遺産」の印、御祭神の菟道稚郎子命の印、そして神社名となっています。

『茶加美』朱印は御朱印帳に貼るタイプのもので、宇治の「宇治茶」にちなんだ緑色の台紙に社名をのせた御朱印になっています。

台紙の色が濃く、通常の朱肉だと吸われて見えなくなるようなので、朱砂(辰砂)を材料にした「本物の朱泥」を使っています。
書かれている内容は『奉書』朱印と同じです。

『離宮』金字朱印は他の二つと違い、「離宮」の文字があります。

冒頭で説明した通り、「離宮八幡宮」と呼ばれていましたからね^^
そして印は他の二つと同じですが、書かれている文字は金字で豪華になっています。

台紙は源氏物語の紫式部にちなんで紫の台紙。
朱肉も『茶加美』朱印と同じ理由で本物の朱泥が使われています。
黒字ではないので、残念ながら参拝日付は入りません^^;
こちらももちろん、貼るタイプのものです。

『奉書』朱印と『茶加美』朱印は一般的な朱印代と同じく300円でしたが、『離宮』金字朱印は500円、1日20枚限定のようです。
オリジナルの御朱印帳も販売されています。

宇治上神社 オリジナル御朱印帳

世界遺産の文字が入ったシンプルなデザインで、色違いが4種類。
値段は忘れましたが一般的な値段だったと思います。