浜比嘉島

沖縄本島中部から橋を渡っていける離島、浜比嘉島。
前回の記事では、浜比嘉島にある「アマミチューの墓」を紹介しました。

琉球を造った神が眠る アマミチューの墓

今回は、その近くにあるシルミチュー霊場です。

シルミチューは、琉球のイザナミ・イザナギこと、アマミキヨ・シネリキヨが住んでいたとされる場所です。

アマミキヨとシネリキヨは、ここで琉球の人々を増やした、ということでこの場所は子宝祈願のパワースポットとされています。

そもそも浜比嘉島自体がパワースポットなのですが、とりわけこの「シルミチュー霊場」と二神が眠る「アマミチューの墓」はパワーが強いようですね。

シルミチューへは、比嘉集落を抜けて南に下り、突き当たったところにあります。
シルミチューへの道は狭いのですが、対向車はほとんどなし。

でも、途中でヤギの散歩に出会ったりします^^

浜比嘉島 ヤギの散歩

行きも帰りも、対向車には出会いませんでしたが、ヤギの散歩はどちらも出会いました(≧▽≦)
近くに「ちゅらうみファーム」という自然体験ができる牧場があるようです。
そこでヤギの散歩もさせてもらえるらしいですね。

そして、集落を突き当たったところにシルミチュー公園という公園の駐車場があったのでそこに駐車。
目の前はきれいな海が広がっていて、まるでプライベートビーチのようになっています。

浜比嘉島 ビーチ

ビーチにいるのは、外国人のグループ一組だけ。
ちょっと泳げば岩のところまでいけますし、子供が登って遊んでいました。
なかなかの穴場ですね^^

そのビーチが見える横の道が、シルミチューの入り口です。

シルミチュー 入り口

ここからあるいてすぐ、鳥居にたどり着きます。

シルミチュー 鳥居

扁額もなくシンプルな鳥居。
ここから階段が108段あります。

シルミチュー 階段

108という数字、煩悩の数と一緒ですが、偶然なのか意図したものなのかわかりません。
意図したものなら、神道と仏教、そして琉球古神道のトリプル神仏習合ですね!

階段を登りきるところにある第二鳥居は、扁額はあるものの、書かれている文字は消えています。

シルミチュー 第二鳥居

どういう字で「シルミチュー」を表すのか、見たかったんですけどね^^;

そしてこちらが二神の住居跡とされる御嶽(うたき)です。

シルミチュー

「御嶽」というのは、沖縄の女司祭「ノロ」が祈りの場としたところ。
神様が祀られているので、神社でいえば本殿にあたりますね。

普段は洞穴に鉄格子がされていて、施錠されています。
ここに来る途中、

「祠内で拝まれる方は公民館で鍵を借りてください」

と書かれていたので公民館に電話したのですが、

「一般のお参りは外側からできますよ~。」

とのこと。
一般の参拝ではなく、ちゃんとしたやり方で拝まれる方だけ中に入れるのかもしれません。

なので鍵は借りずにそのまま御嶽まで来たのですが、この日はたまたま、地元のおばあちゃんたちが拝みにきていて、鍵が開いていました!

シルミチュー

拝み終わって出てくるおばあちゃん達にお願いして、少しだけ中に入って覗かせてもらうことができました^^

中はかがみながら入らないといけないほど狭く、立ち上がるとすぐに頭をぶつけてしまうほどです。
奥行きもないので、そう何人も入れません。
そして鍾乳石に囲まれているので非常に暗いのです。

中には鍾乳石の陰石があって、それが子宝を授ける霊験あらたかな霊石らしいのですが、鍾乳石だらけでどれかはわかりませんでした^^;

でも、お堂のような建物が建っているのを確認しました。
神秘的な空気感があって、少しの時間でしたが、沖縄のノロ達がここで拝み続けていたんだな~と思いを馳せてきました^^

最後におばあちゃん達が鍵をかけて終了。

シルミチュー

さっそうと元気よく帰っていくおばあちゃん達。
ありがとうございます^^

シルミチュー 階段

(手前は別の観光客の人です。)


浜比嘉島は本島から平安座島を経由して行けるのですが、このあたりは離島が橋でつながっていて、他にも宮城島や伊計島などに行くこともできます。
気軽に離島巡りができますよ♪

そして宮城島には、有名な「ぬちまーす工場」がありますし(見学可)、ここでしか売られていないぬちまーすちんすこうなども販売されていました^^

ここから見える、「果報バンタ」もオススメです♪

果報バンタ

見どころ、遊びどころたくさんですね^^

[PR]