俵屋宗達の「風神雷神図」が伝わる禅寺、建仁寺

日本最古の禅寺、建仁寺。
倉時代の建仁二年(1202年)に栄西禅師によって開かれた臨済宗建仁寺派の大本山で、周りに14の塔頭が建ち並ぶ大きなお寺です。

栄西禅師は日本に初めて禅をもたらした人であり、中国から茶種を持ち帰って、喫茶を広めた茶祖でもありますね^^

建仁寺は創建当初は天台・密教・禅の三宗が学べるお寺だったのですが、正元元年(1259年)、南宋から渡来した禅僧、蘭渓道隆が十一代目の住職として住持してからは禅の作法や規則が強化され、純粋な禅道場となりました。
その後、室町時代になってからは、格式高い五つの寺「京都五山」の第三位として幕府から厚い保護を受けていました。

それくらい歴史があって格式の高いお寺なのですが、建仁寺はかなり自由なお寺でした^^

写真撮り放題?!自由にのんびりできる堂内

建仁寺は境内自由ですが、本坊、方丈、法堂を拝観する場合は拝観料が必要です。
入口は本坊にあります。

建仁寺 本坊

通常は、ここから先は撮影禁止なのが普通です。
撮れても庭だけですよね。
でも建仁寺は違います。

受付で拝観料を払った後、

「写真撮影全てOKですので、ご自由にお撮り下さい♪」

と言われました^^
外国人にもわかるように、撮影OKの紙まで貼られています。

建仁寺と言えば、国宝の風神雷神図屏風が有名ですが、それも撮影OK(レプリカですが)。
堂内の襖絵や、双龍図なども撮影OKなんです。
太っ腹ですね^^

風神雷神図屏風は、入ってすぐの部屋にいきなりありました。

建仁寺 風神雷神図屏風

俵屋宗達の最高傑作といわれています。
こちらはキャノンが寄贈したという高精細複製作品なのですが、もちろん「本物」と言われたら本物と思ってしまいます^^;
さすがキャノンですね!

風神雷神といえば、三十三間堂の風神雷神立像も有名ですが、あちらは上から見下ろして威嚇するような恐ろしい像でした。
でも、こちらは俵屋宗達のオリジナリティ溢れる表現もあってか、楽し気ですよね^^

風神雷神図屏風のある部屋を出て本坊を進むと、広い廊下が続いて方丈と繋がっています。

建仁寺 廊下

中庭があったりして、風が抜けるような作りになっているせいか、夏の暑い盛りに行ったにも関わらず、涼しい風が入ってきて気持ち良いのです^^

「潮音庭」という中庭。

建仁寺 庭

建仁寺 庭

ここに向かって坐るのもこれまた気持ち良い^^

部屋では寝ている人も・・・

建仁寺

「〇△☐乃庭」という、ものすごく深そうなテーマを語りかけているような庭があるのですが、そこに向かって何か深く考えてそうな人は見当たりません^^;
みんなのんびり過ごしています。

建仁寺 〇△☐乃庭

庭の中に、丸、三角、四角の形が見つかるのですが、その意味は、この単純な三つの図形が宇宙の根源的形態を示すのだとか。
密教の六大思想(地水火風空識)を、地(☐)水(〇)、火(△)で象徴したものと言われているのだそうです。

「禅」ではなく「密教」からくるもののようですね^^

方丈の方に行くと、枯山水の庭を眺めている人がたくさんいます。

建仁寺 枯山水

建仁寺 枯山水

立派な龍の屏風は「山水図襖(さんすいずふすま)」。

建仁寺 山水図襖

こちらは、重文に指定されている海北友松筆・山水図襖のレプリカ。
キャノン寄贈のものです。
さすがにこういうところは立ち入り禁止なので、ここで寝ている人はいませんね^^;

お次は法堂の方に向かいます。

建仁寺 法堂

建仁寺の法堂は粘華堂(ねんげどう)とも呼ばれています。

この名前は「拈華微笑(ねんげみしょう)」という禅語からきています。
「拈華」は花を一枚ひねる、という意味で、「微笑」はにこりと笑うという意味です。
お釈迦様は大衆に説法をしている時、一輪の花をひねって、にこりとほほ笑んだのです。

大衆はその意味を理解できなかったのですが、釈迦の十大弟子の一人、摩訶迦葉(まかかしょう)だけがその意味を理解して、にこりとほほ笑みを返したのです。
その時から釈迦は、摩訶迦葉を後継者と考えたんですね。

これは「以心伝心」を意味します。
言葉を使わずお互いが理解しあうという意味ですが、仏法は言葉だけでなく、感覚的なものであるお互いの心と心が理解しあって初めて理解でき、伝わるものだということを表します。
禅語の「不立文字」にも通じる考え方ですね^^

なので、法堂には本尊である釈迦如来と、脇侍に釈迦の10大弟子のうちの2人、摩訶迦葉(まかかしょう)と、阿難陀(あなんだ)が安置されています。

法堂に行くには、方丈から一旦外に出るのですが、自己申告で再入場できるという、お互いの信頼感あふれるシステム^^
この自由さも好きですね♪

早速法堂に入ってみると、中は暗くて仏像は遠くに安置されています。
双眼鏡などがないと、細かいところまでは見えない感じですね。

そして上を見上げると、こんな感じになっていました!

建仁寺 双龍図

双龍図です。
これは2002年、建仁寺創立800周年を記念して、日本画家の小泉順作氏が描いたもの。
天井画に描く龍は普通一匹だけの場合が多いのですが、こちらは阿吽の龍になっています。

写真だとわかりにくいですが、ものすごい迫力です^^
ぜひ生で見てみることをおすすめします。

小泉氏がこの図を描くために奮闘している様子が、本坊内のビデオで見れるのですが、かなり大変そうでした^^;
描く紙がおおきすぎるために墨が水溜りのように溜まってしまうところとそうでないところが出来たりして、色にムラができたりするんですよね。
そうやってできたムラを一つ一つ修正したりして、大きいのにかなり細かい作業で作り上げていました。

廃校になった小学校の体育館を使って2年の歳月をかけて描きあげた後、開眼供養されています。
今では「水を司る神」として法堂の天井に住まわれているわけですね^^

御朱印

建仁寺にはかっこいいオリジナル御朱印帳があります。

建仁寺 御朱印帳

南禅寺の御朱印帳もそうでしたが、禅寺の御朱印帳はかっこいいですね♪
実はこの御朱印帳が欲しくて、今回訪れてみたんです^^

そして、双龍図と風神雷神の2冊購入しました!
どちらもケース付きです。

建仁寺 御朱印帳 双龍図

建仁寺 御朱印帳 風神雷神

どちらも1,400円、御朱印付きでした。

そしてこちらが御朱印。

建仁寺 御朱印 拈華堂

「拈華堂」と書かれています。


建仁寺は祇園の町の中にあるようには思えない、なかなか気持ちの良いお寺でした。

建仁寺では毎月第二日曜日午前8時より座禅体験を行っています。
予約なしでもいけるようです。

また、写経体験も予約なしでいつでもできます。
こちらは、「〇△☐乃庭」を眺めながら写経をすることができますよ^^

建仁寺のアクセス情報

正式名称 建仁寺
別称 けんねんさん
TEL 075-561-6363
住所 京都府京都市東山区小松町584
開門時間 3月1日~10月31日:午前10時~午後4時30分(午後5時閉門)
11月1日~2月28日:午前10時~午後4時(午後4時30分閉門)
定休日 12月28日~12月31日
電車・バス
  • 京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩 7分
  • 阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分
  • JR京都駅より 市バス 206系統・100系統 「東山安井」より徒歩5分
  • JR京都駅より 市バス 206系統・100系統 「南座前」より徒歩7分
  • JR京都駅より 市バス 206系統・100系統 「祇園」より徒歩10分
  • JR京都駅より 市バス 206系統・100系統 「清水道」より徒歩10分
JR京都駅よりタクシーで約10分
駐車場 30分200円 ※拝観の方は1時間無料
拝観料 一般:500円
中高生:300円
公式サイト http://www.kenninji.jp/

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