北野天満宮のお膝元にある長五郎餅。

創業は天正年間で、豊臣秀吉に認められたところから始まります。
天正十五年に秀吉は公家や諸侯を集め、北野で豪華な神前大茶会を行いました。

有名な北野大茶会です。

この北野大茶会で折茶菓として用いられたのが、当時は名もない長五郎餅。
それを秀吉が大層気に入って「長五郎餅」と名付けたわけです。

本店は北野天満宮から南東、中立売通りを真っすぐ、一条通りに入ったところにあるのですが、毎月25日の「天神さん」や、正月、節分、梅苑シーズンの1月~3月25日の土日、その他北野天満宮の行事のある日には、境内に出張茶店を出店しています。

私が訪れたのは2月3日、節分の日。
この日は行事がありますので、長五郎餅も出張出店していました。
境内にはこのような看板が。

長五郎餅 看板

お店は東門にあるとのこと。
仮設店舗をイメージしていたのですが、東門に行ってみると、意外と立派な店舗でした^^

長五郎餅 境内店

メニューは2種類。

  • 長五郎餅とおうす(540円)
  • 長五郎餅とお煎茶(380円)

餅はどちらも2個ついています。

私は長五郎餅とおうすを頂きました。
お店の中はこんな感じ。

長五郎餅 境内店内

ここから次々とお餅が作られていきます。

長五郎餅 境内店内

そして私の所にも注文した長五郎餅とおうすがやってきました!

長五郎餅

やわらかい羽二重餅に大納言こしあんが包まれています。
餅米は、餅に最適と評判のある近江産のものにこだわっているそうです。

中を切って写真を撮ろうと思ったのですが、柔らかすぎて弾力がなく、きれいに切ることができませんでした^^;
それだけ柔らかいんです。

餡の写真を摂るのをあきらめて食べてみると、ぷにぷにの柔らかい歯ざわりが印象的♪
こしあんもなめらか。
甘さは控えめと聞いていたのですが、私には1個食べると甘めに感じました。

でも、一緒についているおうすの苦みがちょうど良い甘さにしてくれるんですよね♪
もしかしたら店内で出している餅は、そのためにわざと甘めにしているのでしょうか?

お値段もリーズナブルですので、北野天満宮に行ったらぜひ味わいたいですね^^

境内茶店は、毎月25日、お正月、節分、梅苑シーズンの土日と決まっていますが、それ以外は北野天満宮から歩いて5分ほどのところにある本店で味わうことができます。
(店内の茶席は午前11時から午後3時まで)
長五郎餅以外にも季節のお菓子なども売っていますよ^^

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