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お寺でも神社でも、お参りしたときにお賽銭をあげると思います。
一見、区別なく同じようにお参りしている人が多いのではないでしょうか?^^
でも、お寺と神社ではその意味合いは異なります。
そしてお賽銭だけでなく、参拝の方法も異なるんですね^^
その違いについて、紹介します。
お寺と神社の参拝方法の違い
神社の正しい参拝方法はこちらに書きました。
⇒神社の正しい参拝方法
お寺もこのやり方に似ていますが、やり方がちょっとだけ違うものもありますし、意味も違うんです。
お賽銭の意味
お賽銭を入れるタイミングは神社とお寺も一番最初です。
ただ、ちょっとだけ見た目でわかる違いもあります。
お寺は本堂の前に行くと、お賽銭箱の他に、
Temple Gong / WANIGUCHI / 鰐口(わにぐち) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
神社ではこれが鈴になっています^^
なぜ違うのか、それはお賽銭の意味合いが違うからなんですね。
神社の鈴には邪気を祓うという意味があります。
鈴は古くから神霊を招く道具として使われていて、その音は神秘的なものとされていたんです。
そして神社でのお賽銭は、神様に日頃の感謝の気持ちを伝えるためにさしあげるものなのです^^
一方、お寺でのお賽銭は、仏様に感謝の気持ちを伝えるためのものではありません。
自分の欲を捨てるという意味で、"お布施"と考えられているんです。
お布施は、仏教の中では自分の欲を捨てるための大切な修行の一つですからね^^
そして、鰐口はこれから参拝することを仏様に告げる合図として使うものです。
煩悩を抱えたままでは、仏様の教えを頂いても「馬の耳に念仏」かもしれませんね^^;
手は叩く?合わせるだけ?
鰐口や鈴を鳴らした後は参拝をしますが、手を合わせる場合と、手を二回叩く場合の2通りありますよね?
手を叩くのは神社のやり方です。
一般的に、二礼二拍手一礼と言われます。
明治になってから作られた儀式です^^
柏手を打つ意味はいくつかありますが、その中に、神様に気づいてもらうという意味があります。
なので、手をちょっとずらしてふくらみをもたせ、音が大きくなるように打つんです。
一方、お寺では手を叩きません。
お寺では指を伸ばし、手の平をピタリと合わせて一礼します。
この、手を合わせることを
手を合わせることで仏と一体になることを表すんです。
普段何気なくやってるお参りですが、その意味を考えながら参拝すると、向き合い方が変わってきて面白いですね^^