銭形砂絵 寛永通宝

香川県観音寺市の人気観光スポット「寛永通宝」の銭形砂絵。
江戸時代に広く使われていたお金「寛永通宝」を模った巨大な砂絵です。

「寛永通宝」という通貨は、寛永年間(江戸時代の初め頃)から作られ始め、幕末まで長く使われていました。

あの銭形平次が投げていたお金も寛永通宝なのです。
オープニングでこの砂絵の映像が使われていたことがあるので、知っている方は多いかもしれませんね^^

そしてこの砂絵はただの観光スポットではありません。

地元の立看板によると、この銭形砂絵を見た人は健康で長生きできてお金に不自由しなくなるとのこと!

健康長寿と金運のパワースポットなのです。
これはぜひ、生で見ておきたいですね^^

銭形砂絵を望む展望台へのアクセス

琴平公園 地図

銭形砂絵を望むことができる展望台は、琴弾公園のすぐそば、琴弾山の中にあります。
象ヶ鼻岩銭形展望台を目指してください。

場所はこちらです。

車の場合は、琴弾山に南から北へ一方通行のドライブウェイ(無料)があります。

ドライブウェイで登れば展望台まですぐなのですが、駐車場は少ないです。
特に、年末年始やGWなどの大型連休は混雑しますので、ドライブウェイの交通整理も行われます。

その場合は、ふもとの琴弾公園から歩いて上るのがおススメです。
琴弾公園は広い駐車場があるので安心です。

歩いて上るといっても、展望台までは高さ58m、片道15分ほどで上れます。
ドライブウェイで順番待ちするよりも早いです。
「山口の井戸」付近に登り口があります。
琴弾公園の車が通れる道沿いを歩いていけば「銭形展望台登り口」の印が立っていますので、わかると思います。

または、琴弾八幡宮から381段の石段をのぼって展望台に行くこともできます。
四国八十八霊場の神恵院・観音寺からも行くことができますよ。

銭形砂絵は展望台から見るトリックアート

銭形砂絵は琴弾公園内にあります。
無料で入れる公園で、駐車場も無料、近くまで寄って見ることができます。
(砂絵内は立ち入り禁止です)

銭形砂絵 寛永通宝

でも、近くだと大きすぎて何が書かれているのかわかりません。
「寛永通宝」と知って来ていても、その正体はわかりにくいです。

砂絵の深さは平均1.5m。
まるで砂漠にある遺跡のようですね。

実はこの銭形砂絵、展望台からみることを前提に作られています。

砂絵の大きさは東西122m、南北90m、周囲345m。
数値からみてわかる通り楕円形で、縦の「寛永」の方が長くなっています。
(googleマップの航空写真で見ると、楕円になっていることがわかりますよ^^)

でも、展望台から見ると円く見えるように計算されて作られているんですね。

銭形砂絵 寛永通宝

この砂絵が作られたのは寛永10年(1633年)、藩主であった生駒高俊公が領内巡視の際、地元の領民たちが藩主歓迎のために一夜にして作ったといわれています。

一夜にして作った話が本当かどうかはさて置き、その時代に巨大なトリックアートが作れたことに驚きですね。
それとも、後の時代になって洗練されていったのでしょうか?
その辺はわかりません。

銭形砂絵を見るオススメ時間帯

銭形砂絵はいつでも見ることができますが、おススメの時間帯が二つあります。

一つは、晴れているのが前提ですが、14時頃です。
この時間は、太陽の角度で明るい部分と陰の部分がくっきり見える時間なんです。
日中ならこの時間が一番いいですね。

おそらくこちらの方は、14時に近い時間で撮影されたと思われます。

私が訪れたのは夏の16時半ごろですので、私の写真と比べると全然違いますね^^;

そしてもう一つのおススメ時間帯は日没頃

綺麗な夕日、海とその向こうにある島、銭形砂絵が同時に見ることができる贅沢な風景を楽しむことができます。

展望台で、日没のおよその時間と夕日の沈む場所が紹介されていました。

銭形砂絵 寛永通宝 日没時間

また、日没後はライトアップが行われます。

日没からそのままライトアップの姿を引き続き眺めるのも良いですね^^

ライトアップは毎日、午後10時頃までやっていますので、日没に間に合わなくても見に行く価値はありますよ^^

そして、ライトの色は、通常はグリーンですが、期間限定でゴールドやブルーなどのライトアップもあるのだとか。
金運の銭形砂絵なので、ゴールドのライトアップを狙って訪れる人も結構いますよ^^

ライトアップの情報は観音寺市観光協会のfacebookページでよく紹介されていますので、そちらをご確認ください。

銭形砂絵の化粧直し「砂ざらえ」は観音寺市民以外も参加可

砂でできている銭形砂絵は、春と秋の年二回、美しく整え直す「砂ざらえ」が行われます。
また、台風や大雨などで崩れた場合も行われるようです。

砂ざらえが行われる時は、観音寺市の公式サイトお知らせされるので、お出かけ前にご確認ください。

また、砂ざらえは観音寺市民を中心に数百名で行うのですが、なんと飛び入り参加が可能です。
参加すると、立ち入り禁止の寛永通宝に入ることができます。

砂ざらえの後は、参加者向けに、お抹茶のお接待(若葉茶会)もあります。

受付は直接現地で行っていて、事前申し込みは不要。
スコップは貸し出されますが、長靴だけ用意しておくと良いでしょう。

砂ざらえが行われる日は、観音寺市の公式サイトのイベント情報、または観音寺市観光協会のfacebookなどでお知らせされるので、ご確認下さい。

ちなみに前回は、

  • 春季:4月29日
  • 秋季:11月4日

に行われています。
参加を考えている方は、この辺りが近づいたらチェックしておきましょう。

銭形砂絵で宝くじが高額当選!うわさの宝くじ売り場とは?

2013年5月に、ロト7で1等8億円を2口も出した宝くじ売り場が観音寺市内にあります。
1等8億円は当時最高額だったので、話題になりました。

それで一躍有名になった売り場が、JR観音寺駅から徒歩10分、銭形砂絵からは南東の方角にある「観音寺チャンスセンター」です。

場所はこちら。

その時の1等の当選は3口で、そのうち2口を同じ人が当てたようです。
つまり、16億円当選!
最高額を2つも!

その後も、よく当たる宝くじ売り場として知られ、実際、当たっている人もいるようです。

金運のご利益がすごいですね^^

地元の噂話では、その宝くじを当てた人は「かんまん」を食べてから買ったとのこと。
(本当かどうかはわかってないみたいですが^^;)

「かんまん」というのは、地元の観音寺市でしか売られていない「白栄堂」の銘菓「観音寺」というまんじゅうのことです。

銭形砂絵をモチーフにして、銭形の焼き印が押されたまんじゅうなのですが、これが結構美味しいんですよ^^


【白栄堂】絶品なのに観音寺市でしか買えない観音寺饅頭

そういう話もあって、地元の人は、

「宝くじを買うときは『かんまん』を食べてから買え」

といいます。

銭形砂絵を見る ⇒ かんまんを食べる ⇒ 宝くじを買う

というツアーで来る人もいるそうですよ^^

「かんまん」を販売している白栄堂の本店は、銭形砂絵から5分くらいのところにありますが、駐車場は8台分しかなく、少ないです。
カフェもあるので、ゆっくりする人ばかりだと回転が遅いです。

でも、他に買いやすいところもあります。
琴弾公園のすぐ近くにある道の駅「ことひき」です。

規模の小さい道の駅ですが、「かんまん」のほか、「灸まん」や「かまど」、志満秀の「クアトロえびチーズ」などの土産物や、寛永通宝のアイスもなか等も販売されていますよ^^