厄除けに霊験あらたかな立木観音を祀る立木山寺

立木観音 入口

琵琶湖からの水が唯一流れ出る、瀬田川という川があります。
その川が急流になり始める地点に「立木山」という山があります。

その中腹にあるのが安養寺(立木山寺)。
通称、立木観音と呼ばれています。

お寺の名前は安養寺ですが、立木観音と呼ばれることが多いお寺です。
地元の人も「立木さん」と呼びます。

電車が近くに通っていないのでなかなか行きにくい場所にあるのですが、厄除けに霊験あらたかで、関西はもちろん、東海や関東地方からも参拝者がやってきます。
私もよく節分の日に参拝するのですが、この日は豆まきや山伏による大護摩修行が行われるので、一緒に祈願することができます。

厄年の空海が霊木で彫った観音様

立木山寺を開いたのは、弘法大師 空海。
境内には、鹿に乗った空海の像があります。

空海

空海がこの地に来た時、瀬田川の向こう側から立木山を眺めると、なんと光る霊木を見つけたのだそうです。
そこで空海は、霊木まで行こうとするのですが、川が激しくて渡れません。

今でも結構な急流です。

瀬田川

ボートがひっくり返って人が亡くなることもあるそうですからね^^;

空海が困っていると、そこに白い雄鹿が現れて、霊木のところまで乗せて連れていったのだとか。
それが先ほどの像ですね^^

その鹿は、空海を霊木まで連れていった後、観音様になって消えたのだそうです。
それを見て、観音様がここに導いてくれたのだと感激して、霊木を立木のまま観音菩薩像を彫り、それが立木観音として今でも崇められているわけです。

その時の空海は42歳の厄年だったことから、厄除けに御利益があるとされているんですね^^

そのような伝承があることから、ここでは鹿がマスコットのようになっています。
絵馬には鹿が描かれています。

絵馬

絵馬

そして、奥の院に向かうところにある梵鐘にも鹿の絵が^^

梵鐘

約800段の急な石段を登る

立木山はそんなに高い山ではないのですが、斜面が急ですので、参拝するには急な石段を登る必要があります。
下は最初の石段からの写真。

立木山 石段

ここから800段余り続きます。
登れない段数ではありませんが、ちょっとキツイですね><
私は普段運動不足なので、毎回筋肉痛します^^;

立木山 石段

でも、地元の人ではよく登っている人もたくさんいて、お年寄りや子供も普通に登るんですよね^^;
この日は雨上がりで視界が悪かったので、階段の途中で下を見下ろすともはや下が見えません^^

立木山 石段

途中で休みながらも約20分、ようやく終わりが見えてきました。

立木山 石段

この30段ほどの階段を登ればもう境内なのですが、一応ここまでに石段を登らないですむ、ゆるやかな道もあります^^
ただ、その道は「南郷」という場所から繋がっていて、そこには立木山寺の駐車場から2kmくらい離れているので、車で訪れるのなら駐車場から石段が良いでしょうね。

バスで行く場合は、その道を行くのも良いと思います。
アクセス方法は後で紹介しますが、「南郷」のバス停からお寺まで徒歩50分ほどかかります。

登りきると本堂の前に出ます。
でも、登り切ったらまず訪れたいのはこちら。

立木山 お茶所

御茶所です^^

登ってきた方のために、お茶、ゆず茶、こぶ茶が用意されています。
お賽銭程度を納めて、セルフ形式で頂きます。

こういうの、ありがたいですね^^
私はいつも、登ってすぐにゆず茶、少し落ち着いてきてからこぶ茶を頂いています♪

ここのお茶を用意してくれているのは、90歳くらいのおばあちゃんで、腰が曲がっているのに毎日登ってきて奉仕しているのだそうです。
頭が下がりますね^^;

本堂でお参りしたら、奥之院も参拝することを忘れずに

下の写真は、階段を登り切ってすぐのところにある本堂。

立木観音 本堂

本堂には聖観世音菩薩、広目天・多聞天・地蔵尊・弘法大師尊像が祀られています。
本堂を参拝するのはもちろんですが、ここまで参拝したら、本堂裏の礼拝所と、あともうちょっと上にある奥之院も忘れずに参拝したいところです^^
更なる厄除けの御加護が受けられるそうですからね♪

奥之院といっても、またさらにとてつもない段数の階段を登るわけではありません。
1階から3階に登る程度のすぐ上にあります^^

本堂横、宝経印塔の横にある階段から上に登ります。

立木観音 宝経印塔

登ると途中に鐘があります。

立木観音 厄除けの鐘

これは厄除けの鐘で、1人1回、観音様を念じながらゆるやかに突くと良いそうです^^
そこからまた少し登ったところに、奥之院があります。

立木観音 奥の院

ここで祀られているのは、道了権現大菩薩。
室町時代前期になった妙覚道了という修験道の僧です。
衆生救済を誓って天狗となった方なのだそうですよ^^

立木山寺も山伏などが護摩行を行いますので、その関係で祀っているのかもしれませんね。

御朱印

立木観音の御朱印です。
立木観音は新西国霊場第二十番札所に指定されています。

立木観音 御朱印

なかなかかっこいいですね^^


毎月17日は観音様の御縁日なので、この日は普段より功徳がいただける日になっているのですが、立木山寺では9月5日は千日会。
この日は千日分の功徳が戴けるスペシャル功徳日になっています^^

また、9月5日が土曜、日曜に当たった年は、京都・中堂寺の六斎念仏が奉納されるそうですので要チェックです^^

安養寺のアクセス情報

正式名称 安養寺
別称
  • 立木観音
  • 立木さん
  • 立木山寺
ご利益
  • 厄除け
  • 家内安全
  • 子宝成就
  • 安産祈願
  • 交通安全
  • 心願成就
  • 学業成就
  • 合格祈願
  • 健康長寿
  • 良縁成就
  • 子供守護
  • 病気平癒
TEL 077-537-0008
住所 滋賀県大津市石山南郷町奥山1231
開門時間 9:00~16:30
電車・バス
  • 【石段を登る場合】 JR石山駅前より京阪バス「大石行き」乗車、「立木観音前」で下車 石段を登り徒歩約15~30分
  • 【南郷からの山道を登る場合】 JR石山駅前より京阪バス「大石行き」又は「新浜行き」乗車、「南郷」で下車 徒歩約50分
  • 【大阪・京都方面より】 名神高速道路「瀬田西IC」より約15分
  • 【東京・名古屋方面より】 名神高速道路「瀬田東IC」より約15分
  • 【草津方面より】 京滋バイパス「南郷IC」約15分
  • 【宇治方面より】 京滋バイパス「笠取IC」より約15分、または「石山IC」より約12分
駐車場 無料(50台ほど)
拝観料 無料
特別公開・注目の祭・イベント等 2月3日:節分会
9月5日:千日会(千日分の功徳が戴ける日)
御朱印情報 新西国霊場第20番
公式サイト http://www.tachikikannon.or.jp/

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