如意輪観音の特徴

如意輪観音

何かを考えている魅惑的なポーズが印象的な如意輪観音。
私達を苦しみから救いだして下さる観音さまが変身した姿の一つです。

仏像としては二臂(にひ)(二本の手)と六臂のものが多いのですが、最高傑作とされるのが、大阪・河内にある観心寺の六臂姿の如意輪観音(国宝)。
写真は、仏像フィギュアの【イSム(いすむ)】で販売されている観心寺の如意輪観音フィギュアです^^

如意輪観音

仏教では六道といって、この世に生きるものが生と死を何度も繰り返しながらさまよい続ける(輪廻)6種類の世界があるとしています。
苦しい順に、「地獄」、「餓鬼」、「畜生」、「修羅」、「人間」、「天」となっています。

如意輪観音は「天」で活躍していて、如意輪観音を拝んでおけば、たとえ地獄に落ちても天から助けに来てくれます^^

如意輪観音の姿は、お釈迦様の王子時代の姿をモデルにしたもの。
城の中でどうやって苦しむ一切の衆生を救うことが出来るか考えていたんです。
それが、何か物思いにふける姿になっているわけですね^^

如意輪観音の本性と法力

仏の本性と法力は、その像の手足や指の形、持ち物などに表現されています。
それを右手から見てみます。

如意輪観音

上から一番目の手は指先を頬に当てています。
これはどうやって衆生を救おうか考えているところです。

二番目の手は、如意宝珠という特別な力を持った珠を掌に乗せて胸の中央に置いています。
この宝珠は思うがままに財宝を取り出せるものので、如意輪観音は衆生の望むものを全て与えてくれるのです。
如意輪観音の「如意」は、ここからきています。

三番目の手は、下方に伸ばして数珠を持っています。
これは、仏界の108の仏の存在を示し、それらへの信仰を勧めています。

如意輪観音 如意輪観音

次は左手です。

如意輪観音 如意輪観音

一番上の手は人差し指を天に向け、その指先に法輪を乗せています。
この輪宝を回すと全ての煩悩(心の惑いや悩み)を打ち砕くことができます。
如意輪観音の「輪」はここからきています。

輪宝は太陽を図案化したもので、古代インドでは帝王のシンボルマークであり、仏教では釈迦のシンボルマークになっています。
つまり、仏教の信仰をすすめているわけです。

二番目の手は、蓮華を持っています。
これは、仏教を信じる者にはこの浄花を与えようということです。

三番目の手は、腕を下に伸ばして掌を下に、抑えるような形になっています。
これは、降魔を意味します。
また、一番目の手で天を指し、この手で地を示すことで、一切の衆生を救いの対象にしていることを意味しています。

次に足を見ると、右脚はひざを立てて蓮台の上面を踏み、左脚はまげて足裏を天に向けています。
これは足裏でも天地を示していて、同時にすぐに救えるようにいつでも立ち上がれる姿勢をとっているわけです。


観心寺の如意輪観音は、その体の美しさはもちろんですが、台座などに彩色が残っているほど保存状態が良い仏像です。
一度拝んだら忘れられないと思います^^

ただ、残念ながら普段は秘仏。
毎年4月17日、18日に公開されます。

見るチャンスが限られますが、オススメです^^



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