風神・雷神の特徴

風神 雷神

(※フィギュア画像:仏像フィギュアのイSムより)

風を司る神様「風神」と雷を司る神様「雷神」。
京都の三十三間堂の風神・雷神像や俵屋宗達筆の風神雷神図屏風(建仁寺)などが有名です。

風神・雷神は、仏教では天部に属していて、千手観音の眷属である二十八部衆の家来という位置付けになっています。

風神・雷神は、元々は天候を崩す悪神たちのリーダーだった

大地・水・太陽・空気など、自然は人間にとって欠かせませんが、時には恐ろしい姿にもなるのが自然ですよね。
特に荒れ狂うと恐ろしいのが風と雷。
せっかく育てている食物も壊滅させてしまう力がありますし、時には人間の命も奪います。

なので昔の人は風神・雷神を悪神のリーダー格として恐れたんです。

こういう悪神と戦っているのが天部の神様たち。
ただ、風神・雷神は悪神のリーダー格でもあることから、天部の神様といえどもなかなか手ごわい・・・

そこで出てきたのが、千手観音に仕える最強軍団、二十八部衆です。

千手観音は、どんな手段を使ってでも衆生を救ってやりたいと活躍しておられる観音様。
あらゆる人々を救うために千も手を出しているのですが、二十八部衆はその千手観音専属で守護しています。

二十八部衆は総力をあげて風神・雷神と戦い、ついに降伏させます。
その時、両神は二十八部衆に

「これからは仏教の守護神となり、あなたたちが目的とする働きにお手伝いをします。特に大衆が水に不足し困った時、私達は雨神を呼び大衆を救いましょう。」

と誓ったのです。
なので、風神・雷神は二十八部衆の家来になっているのですね^^

二十八部衆と風神雷神を見るなら三十三間堂へ

仏像彫刻で、風神雷神と二十八部衆が完全なセットで唯一残っているのは京都の蓮華王院 三十三間堂です。

三十三間堂についてはこちら⇒千体千手観音像の並ぶ様子が圧巻!三十三間堂

1001体の千手観音像がずら~っと並ぶ、有名なお寺ですね^^
実際に見てみると、その迫力に圧巻です。

三十三間堂は横に長いお堂で、中央にいる丈六サイズの大きな千手観音坐像が本尊とし、脇侍として等身大の千寿観音立像が千一体、ひな壇のようになっているところに祀られています。

中央に本尊、両脇に脇侍の仏をかかえる三尊タイプ、というのはよく見かけるのですが、こちらでは千一体も脇侍がいるわけです^^

ひな壇は十段で、百体ずつ観音像が並び、その前にガードマンのように並ぶのが二十八部衆、そして両端にいるのが風神雷神です。

この光景は何を表しているのかというと、仏界から千手観音の大集団が舞い降りてくる様子を表現しているんですね^^
そしてここでは十段のひな壇になっていますが、本当は数え切れないほどの千手観音が下りてくるというもので、上空まで並んでいるんです。

二十八部衆はその前で武器を持ちながら警戒しつつも、色々な楽器も持っていて、警戒しながらも音楽を奏でています。

そして両端の風神雷神は、風と雷で通り道を造っています。
まずは風神が風袋の口を少しずつ緩め、悪を吹き飛ばすように風を出しながら走ります。

悪魔たちが逃げ惑ったあとにそれを雷神が両手で太鼓を叩きながら追いかけます。
その太鼓のリズムは、二十八部衆の奏でる音楽と一体となりながら、迫力ある音響効果になっているんです。

三十三間堂に訪れる際は、そういう光景を想像しながら拝観してみて下さい^^


仏像フィギュアのイSム

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