怒らせると恐ろしい!魑魅魍魎や疫病を防ぐ方位の神様 大将軍八神社

大将軍八神社

平安京の大内裏から西北に位置する大将軍八神社。
「大将軍」というと「征夷大将軍」を想像しそうですが、実際に将軍になった人物を祀っているわけではありません。

この社は桓武天皇の勅願によって創建された社なのですが、桓武天皇は平安京遷都の際、平安京の鎮護神として平安京の四隅に大将軍という神を祀りました。
大将軍八神社はそのうちの一社なのです。

大将軍は、中国の道教で生まれ朝鮮半島を経由して日本に渡り、陰陽道に取り入れられた方位神。
防塞神として王城を鎮護し、疫病や天変地異を制圧する呪力があると信じられていたんです。
その力は強大で、祇園、日吉、賀茂社と同列に置かれたほど崇敬されていました。

それほど霊験あらたかな神様なのですが、方位神としてちょっと怖い一面もあるのです><

神社名の由来

この神社は現在「大将軍八神社」という名前ですが、「八」って何だろう?と思っていたんですよね^^
それは歴史の移り変わりを知るとわかります。

現在の主祭神はスサノオノミコト。
そしてスサノオノミコトの御子神八神と、桓武天皇を合祀しています。

「あれ?大将軍は?」

と疑問に思うところですが、そこに神社名の由来が隠されています。

大将軍八神社は、創建当初は陰陽道のお堂で「大将軍堂」という名前でした。
その時は祀られている神様は大将軍のみ。
その後に大将軍と同じく暦に関わる神様も合祀して、後で説明する「八将神」を祀るようになります。

さらに明治時代に「神仏分離令」が出され、神道以外が神を祀る事を禁じられたのです。

大将軍は陰陽道が祀っている神様。
それでは都合が悪いので、神道の神様であるスサノオノミコトと習合(結びつけて一つの信仰体とすること)させました。
そしてスサノオノミコトの御子神八神も、暦神の八神と習合して現在の「大将軍八神社」となっています。

なので「八」は暦神および御子神の八神を表しているわけです。

そういうわけで、建前はスサノオノミコトを祀る社ですが、大将軍の機能は健在で、現在も方除けの神様として祀られているのです。

怨霊や魑魅魍魎などの侵入を防ぐ方位神

大将軍八神社 拝殿

大将軍八神社の拝殿の前には、星のマークの台座になっている八角形の石があります。
そこに漢字が刻まれていますが、これは、風水で使われる「八卦(はっけ)」で、方角を表しています。

つまり、八方向を表すのですが、方位神にも、8つの方位に位置する「八将神」という神様がいます。
大将軍は、その八将神の一人です。

陰陽道では西北の方角を「天門」といって、とりわけ重要視されています。
この方角からは寒風や疫神、災害が入ってくるものと考えられていた場所なんですね。

当時の病気の中で最も恐れられていたのは疱瘡(ほうそう)(天然痘のこと)です。
疱瘡は西北から来ると考えられていたそうです。

平安京造営の手本となった長安では天門の方角に大将軍を祀っていたそうですが、平安京も同じようにすることで害を防ごうと考えたのでしょう。

そのような理由もあってか、大将軍八神社は、創建当初から鎮座地が変わっていないそうです。

八将神の中で最も恐れられる大将軍

大将軍

大将軍八神社の裏には方徳殿という宝物庫があるのですが、そこには大将軍の木像が百余体も安置されています。
そのお姿はまるで毘沙門天のような武装の姿をしています。

その見た目や名前の通り、殺戮を司る神様で、大将軍は気性が荒いのです。
パワーがあるので味方につければ頼もしいのですが、敵に回すと大変怖いんですね><

なので大将軍がいる方向は凶方位で、その方位を犯すと祟りを受けると考えられていたそうです。

「方位を犯す」というのは、どういうことか?
それはこの方角に向かって建築や移転、婚姻、旅行などをするといけないということです。

しかし厄介なことに、大将軍は遊び好きで、あっちこっちに移動します。
大将軍のいるところで派手なことをするのは控えたいのですが、何しろ移動しちゃうので、把握が難しく、ちょっと厄介なんですね^^;

でも、移動には2つのパターンがあります。
まず、大将軍は三年ごとに方角を大きく移動します。

【三年ごとの大きなローテーション】

  • 亥・子・丑の年:西の方角
  • 寅・卯・辰の年:北の方角
  • 巳・午・未の年:東の方角
  • 申・酉・戌の年:南の方角

このように、三年間一定の方角に留まり、その方角は大凶となすことから三年塞がりといわれています。

ここで示す方角は、その年の大将軍のいるメインポジションの方角。
その時は、今住んでいるところから大将軍のいる方角に旅行や転居などは気をつけなければいけないんですね。

ただし、その三年の中にもチャンスはあります。
それが「遊行日」です。

【遊行】

三年毎のローテーション中であっても、別の方角に遊びに行くことがあるのです。
干支60日ごとに子の日から5日間、出遊します。
それを「遊行」といいます。

  • 「甲子~戊辰」の5日間(東に遊行)
  • 「丙子~庚辰」の5日間(南に遊行)
  • 「戌子~壬辰」の5日間(中央に遊行)
  • 「庚子~甲辰」の5日間(西に遊行)
  • 「壬子~丙辰」 の5日間(北に遊行)

このように、「十干 + 十二支」の組み合わせの「六十干支」で表されるので、ちょっと難しいですね^^;

「東⇒南⇒中央⇒西⇒北」の順を繰り返します。
平成28年は南が基本ポジションなので、南の遊行日は飛ばして「東⇒中央⇒西⇒北」の順となります。
年をまたぐと、その続きからとなります。

というわけで平成28年の遊行日は、このようになっています。

遊行日 六十干支 方角
7日~11日まで 戊子~壬辰 中央
19日~23日まで 庚子~甲辰 西
1月31日~2月4日まで 壬子~丙辰
2月12日~16日まで 甲子~戊辰
3月7日~11日まで 戊子~壬辰 中央
3月19日~23日まで 庚子~甲辰 西
3月31日~4月4日まで 壬子~丙辰
4月12日~16日まで 甲子~戊辰
5月6日~10日まで 戊子~壬辰 中央
5月18日~22日まで 庚子~甲辰 西
5月30日~6月3日まで 壬子~丙辰
6月11日~15日まで 甲子~戊辰
7月5日~9日まで 戊子~壬辰 中央
7月17日~21日まで 庚子~甲辰 西
7月29日~8月2日まで 壬子~丙辰
8月10日~14日まで 甲子~戊辰
9月3日~7日まで 戊子~壬辰 中央
9月15日~19日まで 庚子~甲辰 西
9月27日~10月1日まで 壬子~丙辰
10月9日~13日まで 甲子~戊辰
11月2日~6日まで 戊子~壬辰 中央
11月14日~18日まで 庚子~甲辰 西
11月26日~30日まで 壬子~丙辰
12月8日~12日まで 甲子~戊辰

この「3年の基本ポジション+遊行日」を合わせたものが、大将軍の動きとなります。
かなりややこしいですね^^;

このように、どこか違う方向へ遊行している日は、基本の方角は大将軍方に当たらないので行っても大丈夫ですが、逆に言えば遊行している方角は、その日は大将軍方となるのでNGとなります。
なかなか油断なりません^^;

遊行日は日常のカレンダーで見つけるのは難しいと思いますので、最新の方角は「平成○○年 大将軍 遊行日」などで検索してみてください。

ただ、今年は方位が悪いからと気にしてばかりいると、気持ちも後ろ向きになってしまいますよね^^;
だからこそそんな時には大将軍八神社をはじめとする、方除けの神様にお参りに行くと良いと思います。

大将軍八神社には、吉方の方位神「歳徳神」、凶方の方位神「大金神」も祀られています。

大将軍八神社 方位神

吉方の歳徳神にはお力添えを、凶方の大金神にはお許しを願っておくと良いですね^^

気になるのなら、祈祷を受けたり、お守りを買ったりすると良いかもしれません。
大将軍は敬意を払ってお参りすれば、方位にまつわる全ての厄災を解除してくれる八方開運のご神徳を授けてくれますから^^

御朱印

大将軍八神社の御朱印です。

大将軍八神社 御朱印


本殿の後ろにある方徳殿には、大将軍の神像が百余体、立体星曼荼羅様に安置されています。

その中の79体は重要文化財指定。
大将軍信仰が盛んだった平安末期から鎌倉時代の作とされています。

大将軍はその霊験あらたかさから、時代が降るにつれて民間信仰にも普及しました。
庶民たちは、天地四方に祈り、次いで大将軍に、その後に氏神に祈ったのだそうです。
つまり、祖先神より高い位置にいて、篤く崇敬されていた神様だったんですね。

方徳殿には、そんな大将軍の神像をはじめ、陰陽道の安倍家に関わる古天文暦道関係資料や御神宝類を拝観することができます。
方徳殿の通常公開日は5月1日~5日、11月1日~5日となっています。

大将軍八神社のアクセス情報

正式名称 大将軍八神社
TEL 075-461-0694
住所 京都府京都市上京区西町48
開門時間 6:00~18:00
方徳殿(特別拝観日のみ):10:00~16:00
電車・バス
  • 京福電車「北野白梅町」駅下車、徒歩約7分
  • JR円町より徒歩約15分
  • 市バス26系統または205系統にて「北野白梅町」下車、南東へ徒歩300m
  • 市バス50系統にて「北野天満宮前」下車、南西へ徒歩200m
  • 京都駅より約20分
  • 阪急西院駅より約10分
  • 京阪出町柳駅より約15分
駐車場 普通車3台
拝観料 方徳殿:500円(5月1日~5日・11月1日~5日の年2回のみ。期間以外の拝観は予約制)
特別公開・注目の祭・イベント等 2月節分の日:節分星祭
5月1~5日:方徳殿特別公開
10月第三日曜日:天門祭(例祭)
11月1~5日:方徳殿特別公開
公式サイト http://www.daishogun.or.jp/

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