然花抄院

京都室町にある然花抄院(ぜんかしょういん)
お寺のような名前ですが、こちらは生カステラが人気のおしゃれなお店です。

室町本店の店舗に使われている町屋は、元禄十三年に建てられた歴史ある建物。
京の町屋は間口が狭くて奥行きがあるのが一般的なのですが、この建物は珍しく間口が広くて横長です。

その中に、カフェ、物販、工房、ギャラリーなどがあります。
町屋の空間や、商品など、全てがおしゃれにデザインされていて、季節のお菓子やカフェの道具なども販売されていました。

カフェで頂きたかったのですが、訪れた時間が夕方だったので、持ち帰りのかすてらを購入することにしました。

購入したのがこちら。

然 かすてら

看板お菓子の『「(ぜん)」かすてら』と、『卵蜜(らんみつ)』の2種類。

見ての通り、丸い形の紙のパッケージなんです。
なかなか斬新ですね^^

まずは『「然」かすてら』。

然 かすてら

スフレがしぼんだ後のような感じの見た目で、いかにもとろっとしていそうです^^

真ん中から切ってみると、このようになっています。

然 かすてら

これは見ただけで、間違いなく美味しいことがわかりますね^^

食べてみると、むっちりした食感に濃厚な黄身の味。
食べた後に残る甘い香りも長く続きます。

ゆっくり噛みしめて味わいたいカステラですね^^

このカステラで使っている卵は、丹波黒豆を食べて京都で育った鶏の卵なのだそうです。
それで黄身の味が濃くなっているのだとか。

そして、この丸い形は、とろっとした半熟の食感を出すためなのだそうです。
生地をこの紙の容器に流し込んで、そのまま焼いているのです。

詳しくはわかりませんが、丸い形をすることで、熱のまわり方が均一になるのでしょうね。

そしてこちらは『卵蜜』。

然花抄院 卵蜜

然花抄院 卵蜜

こちらはむっちり系ではなく、ほろりとくずれるそぼろ状の生地で、ザラメのザクザク感を味わえる食感。
卵は同じものを使っているので、濃厚な風味になっています。

どちらも美味しいのですが、私は『「然」かすてら』の方が好みですね^^

ただ、遠方にお土産に持って行く場合は『卵蜜』の方が向いています。

『卵蜜』は常温で5日間もちますが、『「然」かすてら』は消費期限が冷蔵保存で翌日までとなっているんです。
なので、早めに食べられるチャンスがある場合は『「然」かすてら』がオススメですね。

購入するとヘラのようなものが一緒に付いているので、京都に旅行で来ている方でも、ホテルの部屋で食べられますよ^^

ちなみに、冷蔵保存した場合は、常温に戻した方が、濃厚で美味しくいただけるそうです。

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