わかる仏教史

仏教関係の本って、用語が難しかったり、言っている内容が難しかったり、なかなか読み進められないものが多いですよね^^;

私は最初、最近よく出ている歴史関係の雑誌が読みやすいのでそこから始めたのですが、いまいちわかりにくいのが全体的な流れ。
その辺が初心者でもわかりやすく書かれているのがこの本です。

「わかる仏教史」の方は、インド哲学の立場から、歴史の流れに沿ってインド仏教を中心に、中国、東南アジア、日本に移っていき、最終的に江戸時代の日本の仏教までが書かれています。

「面白いほどよくわかる 仏教のすべて」の方は、日本の仏教を中心に、世界観や各宗派の考え方を中心に書かれています。

どちらも仏教初心者でもわかりやすく、難しいことは省いて流れでサッと書かれているので、仏教史の概観を知るにはなかなか良い本です。

釈迦の教えがどのようにし今の日本の仏教の形になったのかがわかる

私は仏教やお寺のことを勉強する時、わかりやすそうな雑誌から入りました。

図書館に並んでいるような仏教本だと、宗派で分かれていたりして、どれから読んだら良いのか迷ってしまいます。
そして、手に取ってみても難しくてとても読めそうにないんですよね^^;

そういうレベルでは雑誌の方が簡潔にまとめてくれているので、理解しやすかったです。

そして、雑誌でなんとなく理解したところで、困るのは次のレベル。
釈迦の教えようとしている方向性がわかったところで、なぜ今の仏教の教えに繋がるのか、雑誌では良くわかりませんでした。

今の日本の仏教と、釈迦が教えていたものとは、実は目指す方向が結構違いますからね^^;
釈迦は、「苦」に向き合って、いかにしてそれを滅するか?ということにとことん向き合いました。
そしてその滅する方法・考え方を説いたわけです。

でも今の日本の仏教は、お経を唱えたり仏像に手を合わせたり、そして葬式の時に儀式をしてくれるという感じですよね^^

そういう要素は、釈迦が亡くなって後からついてきたものです。
連綿と伝わってきたようで、俯瞰してみると当初とは何か違う、その理由がなんとなくわかるのが上の2冊の本です。

とは言っても、現代に釈迦の教えが今全く生きていないわけではありません。
釈迦の教えはベースにあって、普遍性を保ちながらもその時代時代の価値観に合わせて解釈が加えられたり、他の宗教から影響を受けたりしながら変化していったわけです。

今ある宗派がどういう考えのもとで信仰されているのか、細かいことを知るには、この2冊の本だけでは難しいですが、こういう仏教史を知ることでひとまず初歩的な理解の手助けになると思います。